お返事と妄想自堕落日記
上の記事はちょっとコンパクトにしました。
ぎゃわ!!最近ほわほわかわいいお話ばっかり書いていた(気がする)からか、なんかまたドロドロしたのが書きたくなってきたーい!
つうか、あれです、本当は好きで優しくしたいのにイジワルしてしまう男子が書きたくなっただけです。幼馴染で、今までさんざいじめ泣かせてきたのに、女の子が他の子を好きになったりしてますます焦って意地の悪いことをしてしまうとか萌えるじゃまいか。あれ?私だけ?
以前、こんな感じのパターンで針主を書いたのですが(幼馴染ではないですが)、本当は志波さよの話でもこれをしようとしていたという…。(← 好きなら何番煎じでもやる人。
一部人気の野球部の藤枝は、実は一番初めはさよすけの幼馴染で、横恋慕してくるヤツのはずでした。
でもあまりにも志波くん関係なくてオリジナル色強すぎるし、何よりさよすけも藤枝も可哀そうになる話だったので急遽変更で後輩になってもらったという(笑)
けれども、何だか吐き出したくなったので「つづき」に畳む。if 話なので何とも関係ない話ですが。
幼馴染ってどうあってもおいしい関係だよな…と思います。実際の幼馴染ってたぶんこんなウェットな関係ではないだろうとは思うんですが(笑)きっとGS3の桜井兄弟と主人公は仲良し幼馴染なのでこのパターンは当てはまらない…。そう、ときメモの男の子たちは皆女の子に優しい紳士なのでヒドイ話になりようないんですよね。や、そりゃそのほうがいいんだけれども(笑)らぶらぶが一番良いです、もちろん。
というわけで、藤枝に頑張っていただく。でも酷い話なので、さよすけがかわいそうな目にあっているのでお嫌な方は開けないでください。
ぎゃわ!!最近ほわほわかわいいお話ばっかり書いていた(気がする)からか、なんかまたドロドロしたのが書きたくなってきたーい!
つうか、あれです、本当は好きで優しくしたいのにイジワルしてしまう男子が書きたくなっただけです。幼馴染で、今までさんざいじめ泣かせてきたのに、女の子が他の子を好きになったりしてますます焦って意地の悪いことをしてしまうとか萌えるじゃまいか。あれ?私だけ?
以前、こんな感じのパターンで針主を書いたのですが(幼馴染ではないですが)、本当は志波さよの話でもこれをしようとしていたという…。(← 好きなら何番煎じでもやる人。
一部人気の野球部の藤枝は、実は一番初めはさよすけの幼馴染で、横恋慕してくるヤツのはずでした。
でもあまりにも志波くん関係なくてオリジナル色強すぎるし、何よりさよすけも藤枝も可哀そうになる話だったので急遽変更で後輩になってもらったという(笑)
けれども、何だか吐き出したくなったので「つづき」に畳む。if 話なので何とも関係ない話ですが。
幼馴染ってどうあってもおいしい関係だよな…と思います。実際の幼馴染ってたぶんこんなウェットな関係ではないだろうとは思うんですが(笑)きっとGS3の桜井兄弟と主人公は仲良し幼馴染なのでこのパターンは当てはまらない…。そう、ときメモの男の子たちは皆女の子に優しい紳士なのでヒドイ話になりようないんですよね。や、そりゃそのほうがいいんだけれども(笑)らぶらぶが一番良いです、もちろん。
というわけで、藤枝に頑張っていただく。でも酷い話なので、さよすけがかわいそうな目にあっているのでお嫌な方は開けないでください。
※藤枝くんは藤枝悠吾(ふじえだゆうご)といいます。
俺は、焦っていた。いや、焦るなんてもんじゃない。もう必死だったのかもしれない。
次の練習試合の相手校――羽ヶ崎学園のメンバー表を確認した時は奇跡だと思ったし、そして、やっぱり会えるはずだったんだと安心すらしたのだった。何となく流れで入部したかったるい野球部も、今日、この日の為に続けてきたんだと思ったくらいだ。
一ノ瀬さよは、幼馴染だった。同じマンションに住んでいて、幼稚園も小学校も同じで母親同士仲が良かった。
だからといって、ベタベタと仲が良かったわけではない。それよりむしろ、俺はあいつを苛めてばかりいた。だいたいアイツはとろくさいし、すぐに泣くし、一緒に遊んでいたって苛々させられるばっかりで少しも面白くなかった。笑った顔なんて見たことが無い。むしろさんざんからかって苛めたあげく、あいつが泣くのを見るのが楽しかったと言えなくもない。あの大きな目から粒が零れるみたいにころころと涙が出てくるのを見ると、いつも、ぞくりと心が震えた。罪悪感と優越感。
そのうえ、さよが他の、俺以外のヤツと遊んでいるのも許せなくて、しょっちゅう邪魔した。そんなだったから、自然さよは俺を見ると怖がるようになった。
小学校5年くらいの時、あいつは突然引っ越した。それは、本当に突然で、まるで神隠しにでもあったみたいに、だ。理由は誰も教えてくれなかったが、程なくして知れた。どこに行ったかまではわからない。父親の実家に引き取られたのだとか、どこぞの施設に預けられたとか、父親と二人、流浪の民のように暮らしているのだとか、噂は様々だったが、ともかく、あいつは、大人の事情に振り回されて「いられなくなった」のだ。
それからしばらくして、俺の家も引っ越した。単純に父親の仕事の都合だ。別に、学校なんてどこだっていいと思っていた俺には特別どうということもないことだ。むしろ引っ越して、どこかであいつに会えればいいと思っていたくらいだ。さよから取り上げたぬいぐるみや、お姫様のぬり絵や、キャラクター付きのえんぴつや、風邪をひいて寝込んだ時にもらった手紙は、今でもそのままそっくり置いてある。それを持ってさえいれば、あいつにもう一度会えるはずだと、だからこれは絶対に失くせないのだと、どこか使命のような気持ちにすらなってそれを持っていた。時々それらの存在の確認の為に、今でもすぐ取り出して手に取れるところに。
そして、やっぱり会えた。素直に嬉しかった。何て声をかけようか、そればかり考えていた。今ならきっと、「ちゃんと」できるはずだ。ガキの頃みたいに、泣かせるようなことにならないはずだ。向こうだってまた会えた事を喜ぶ、とまでは言わなくても受け入れてくれるものだと、俺は暢気にも思っていた。あの頃の、記憶のままのあいつに会えるものだと勝手に信じ込んでいた。
だから当日、俺は練習試合どころではないくらいに焦ってしまった。(もともとレギュラーじゃないから試合なんてどうでもいいけれど)
さよは、確かにいた。少し背が伸びて(当たり前だけど)、けれどもやっぱり小さい気がした。あの時の気持ちを何て言えばいいだろう。宙に浮いているような感覚、嬉しいのに、けれど、何故か泣きたいような気持ち。
だけど次の瞬間に、それは、何もかもひっくり返されてぐちゃぐちゃに壊されてしまった。
「ぇっと…荷物はこっちにまとめてね。それと…」
「一ノ瀬、これ」
「あ、ありがとう、志波くん」
ほんの数メートル離れた先の出来事に、けれど、俺は目が離せなかった。あいつ、誰だ。あんな風に笑いあうって、一体何なんだ。…おまけに、さよは俺に気付きもしない。部長やマネージャーとは挨拶しているくせに、俺の方には見向きもしない。
(…なんだよ)
何なんだ。俺は、ずっと探して…いや、実際探せたわけじゃないけど、それでもずっと会えるのを待ち望んでいたのに。今度会えたら、ってずっと考えていたのに。その間、お前は別の男と仲良くしてただなんて。…そんな、お前のことなんて何も知らないような男。
自分勝手なのは百も承知だが、許せないと思った。裏切られた、とすら感じる。試合の間中、ずっとそればかりが体中にぐるぐると渦巻いていた。
取り戻さなければいけない。こんな事、あっていいはずがない。俺が、一番傍にいたはずなんだ。だから、あの志波とか云う奴から、さよを「取り戻さない」と。あいつは、俺の幼馴染のはずだ。絶対、ゆるさない。わたさない。
「…よぉ、久しぶり」
試合終了後、そう、背中から声を書けた。たったそれだけ言うのに、声が震えそうになったなんて、我ながら情けない。
振り向いたさよは、不思議そうに俺を見上げるばかりだった。何も知らない、気付いていない無防備な顔に、一瞬、言葉を、…本来の目的を忘れてしまいそうになった。
「あの…?」
「まさか、俺のこと忘れたのかよ。相変わらずボケてんな、お前」
初めは怪訝そうにしていた顔に、はっきりと驚きと、あとは恐れが広がるのが見える。「会いたくない人に会った」、そう、はっきりと顔には書いてあった。
「…もしかして、藤枝、くん?」
「あれ?昔みたいに『ゆぅくん』って呼んでくれねーの?…そうやって他人のフリして逃げるつもりだったんだ?俺から」
「ちっ、違うよ!本当に、気付かなかっただけで…!」
「じゃあ、このまま気付かないままなら良かったのになぁ?そう思ってるだろ?お前」
「…そ、そんなこと、な…」
口籠って俯いてしまったさよに、俺は少なからず傷ついた。…やっぱり、俺だけが空回っていたのだと思い知る。
「来いよ。…せっかく再会したんだから、ゆっくり話したいんだ。嫌か?」
さよは、しばらく黙っていたが、最後には小さく頷いた。昔、こいつを誘い出すのと全く同じ手口だ。「嫌か」と問えば、逆にあいつが断れないことを、俺は知ってる。
「お前みたいな鈍くさい奴がマネージャーしてるなんて思わなかったな。それとも、昔よりはちっとはマシなワケ?」
「……そ、れは、わかんないけど」
「それにしても羽学にいたとはな。…こっち、どう?」
「楽しいよ。…すごく」
「…ふぅん」
すごく、と付け足してきたところに、かちんとなる。さよは、不安でいっぱいという目をしながらも、それでも俺をまっすぐに見返してくる。それもまた、苛々する原因の一つだった。
「…は、話って、何?」
「…なんだよ。ちょっと懐かしいから昔話でもと思ったのに。冷たい奴」
「そ、…そんな事言われても…」
「まぁでも?昔話ったって、お前にとっちゃロクな話はないよな?俺に泣かされてばっかりで、おまけにそれで学校に行きたくない、なんてわがまま言ってさぁ、お前」
「…ゃめて」
さよの顔が、明らかに引き攣ったのがわかった。あぁ、この感じだ、と、俺は安心する。こうして、俺が追い詰めて、こいつが追い詰められていく感じ。
「お前があんな事言わなきゃ、センセーもお前の家になんて…おばちゃんと会うこともなかったかもしれないのに」
「やめてったら!」
こうなれば、もう完全に俺のペースだ。さよは泣きはしなかったが、それでも目にいっぱい涙をためて俺を見ていた。さっきまでみたいな強い目じゃなく、怖がる目で。…ほら、お前だって昔のままじゃないか。
そして、こうなってしまうと、俺はもう自分を止められなくなる。後でさんざん後悔する事が目に見えているのに、それでも、こいつを傷つけることを止められない。
「…なぁ、お前、あの志波と仲良いの?」
「…志波くん…?」
「好きなんだろ、あいつのこと」
「…っ!」
これは、8割程は確信していて、後の2割はそうでなければいいと思っていた事だ。だがやはり長年の勘は間違ってなかったらしい。
さよの顔が、さぁっと赤く染まった。
「…なっまいき」
「そ、そんなの、ゆぅくんには関係ないもん…」
「お前、バカだね。本気であいつに相手にしてもらえると思ってんの?お前みたいなヤツがさ」
これは、嘘だ。なぜなら、あの志波ってやつは絶対こいつに気があるに違いないからだ。そういう目をしてた。俺にはわかる。
「…べ、別にいいの」
「はぁ?」
「あ、相手にしてもらえなくっても…、私が、志波くんを好きなのは変わらないから」
震えているくせに、それでもその言葉ははっきりと響いた。憶えていたくもないのに、頭の中で何度も繰り返される。
相手にされなくても、私は、志波くんが好き。
「…バカじゃねぇの。ほんっと、底なしのバカだな。お前ってやつは」
「…ったぃ…っ」
頭にくる。思わず、力任せに腕を掴みあげていた。
「…俺と付き合えよ」
「………え?」
「今からお前は俺と付き合う。それで、志波のことは終わりだ。お前の為に俺があいつを忘れさせてやろうって言ってんの」
「な、に言って…そんなの…!」
見開かれた大きな瞳が、驚きで揺れる。否定されるのはわかりきっていたので、さよの言葉が続かないうちに俺はたたみかけた。
「お前なんて、相手にされるわけない。大してかわいくもないし鈍くさいし一緒にいると苛々する。…それに、お前のことなんて何にも知らないんだよ。…母親の事を知ったら引くに決まってるぜ?絶対。フツー引くって」
びくりと、小さな肩が揺れた。掴んでいる腕から、抵抗する力がなくなる。
あと、もう一押し。今にも泣き出しそうなさよを見て、俺はおかしくって仕方なかった。これでもう、こいつはもうどこにも行けやしない。
「それとも、俺が話してやろうか?あいつに。どうせまだ何も言ってないだろ?言えるわけないよなぁ?あんな話…」
「もう、やめて…っ、…おねがいだから」
とうとう、ぽろぽろと零れた涙は、夕日を受けてきらきらと輝いて見える。途端、それを見れたという満足感と酷い罪悪感で一瞬、眩暈のように目の前がブレる。ほんの、一瞬だけ。
涙がこぼれたら堪え切れなくなったのか、さよは、ひくひくと喉を鳴らしながら泣いた。ずっと昔の小さな頃と同じだ。こうやってさよが泣くまで、俺は止められなかった、いつも。
「…どう、して…?どうしてこんな…っ、ひどぃこと、ば、っかり、するの…っ?」
「…決まってんだろ」
(…すきだから)
俺は、あいつの涙を指で拭ってやるくらいの余裕すら見せて、わらった。
「お前が、嫌いだからだよ」
こんな幼馴染こまっちゃうよ\(^o^)/ 藤枝は後輩になって良かった!これは完全に嫌われる(笑)
それにしても、さよすけはどうしてこう、粘着質な奴に好かれるのだろうか…。純度100%苛められっ子ちゃん体質。
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