お返事と妄想自堕落日記
玉緒先輩お誕生日おめでとうございます!!
優しくて穏やかで、でも気の弱いところや悩みも持ち合わせているあなた。ぶつかったり落ち込んだりしながらも変わっていくあなたが今でも好きです、私は。
というわけで、誕生日話でもないが「何か…!」と考えていて思い浮かんだもの。
優しくて穏やかで、でも気の弱いところや悩みも持ち合わせているあなた。ぶつかったり落ち込んだりしながらも変わっていくあなたが今でも好きです、私は。
というわけで、誕生日話でもないが「何か…!」と考えていて思い浮かんだもの。
『君は級長なんだから、しっかり注意することも出来なければ』
教師に言われた言葉が重く心にのしかかる。そんな事を言われても、玉緒はなりたくて級長になったわけではない。気付いたら皆が自分を推薦していたのだ。
こうやって貧乏くじばかり引くのが僕の人生なのだろうか、と悩みながらも廊下を歩く。眼前に迫る扉に足を止め、【第2音楽室】という立札を見上げた。
中から、ピアノの音がする。
一瞬、扉を開けるのを躊躇い、でも結局「彼」に声を掛けなければ――つまり授業を真面目に受けない事について厳重に「注意」するということ――自分も下校することが出来ない事を思い出して、思い切って扉に手を掛けた。
がらがらと不躾な音が響き、合図のようにピアノの音がぴたりと止まる。そして艶やかに黒いピアノの前に座る「彼」は不機嫌であるというのを隠しもしないでこちらを振り返った。
「…ごめん、弾いている途中に」
「わかってて入ってきたんだろ。謝るくらいなら入ってくるな」
「まぁ…それもそうだね」
全面的に彼の言っている事の方がずっと正当性があるような気がして、今の時点で玉緒は既に及び腰だった。そもそも、玉緒は彼のことなどどうしてやろうとも思わないし、こんな注意などするつもりはないのだ。
「ねぇ、それは何の曲?」
「…バッハのパルティータ第2番ハ短調」
「知らないや、ごめん」
「謝らなくていい。どうせお前なんかが一生知ることのない曲だからな」
にべもない言い方をされ、玉緒は苦笑しつつも黙るしかない。彼はというと、そんな玉緒の様子を見て、さも莫迦にしたように鼻を鳴らし、そっぽを向いた。
「それだけ弾こうと思ったら、練習も大変だろうね」
「あぁ、そうだな。下らない授業なんて受けている暇もないくらいだ」
「…それを言われると、何も言えないんだけど」
「は、どうせ先生にでも言われたんだろ。設楽にちゃんと授業を受けるように言えって。お前、級長だものな」
「確かに、お察しの通り」
でも、わかってるならさ、と玉緒が言葉を続けようとした時、設楽はカタンとピアノの蓋を閉じて立ち上がる。もう、このまま帰るらしかった。
「…無理にとは言わないけど、少しは出ないと卒業できないよ」
「…知った事か。それに、卒業くらいは出来るように考えてる」
「そっか、ならいいけど。あのさ、今度また、ピアノ聴かせてくれる?」
自分の前を横切ろうとする設楽にそう声を掛けると、彼はきょとんと不思議そうな顔を向けた。
「何故?」
「何故って…そりゃ、もう一度聴いてみたいなと思ったから」
玉緒としては本心からそう思ったからこそそう言ったのだが、設楽は何を思ったか、まじまじと玉緒を見詰めてから、呆れたように息を吐いた。
「変なやつ」
おわる。
この後、
1、おっとり玉緒バンビさんが出てきて三角になるコース
2、じゃじゃ馬設楽バンビさんが出てきて設楽×バンビ+玉緒、なんだけどガッツリ音楽コマンドコース
3、バンビさんは出現せず、びしょうねんらぶコース(ぉい)
…の3択になりますよ、お好きなコース妄想してください。
先輩おめっと!!
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世間には隠していますが、漫画やらアニメやらゲームやら声優さんやらが大好きです。チキンハートの隠れヲタ(笑)普段吐けない萌えをここで叫んでおります。
今は、ときメモGS2と中井さんが熱い!!
大プッシュ!!
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