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お返事と妄想自堕落日記
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 連日たくさん拍手ありがとうございます!!こんな独りよがりなサイトだってぇのに…うっうっ(嬉し泣き)。・゚・(*ノД`*)・゚・。勇気出して更新掛けてよかったな…。

そしてまた独りよがりな妄想繰り広げようとしてますがすみません。謝ってもやるってことは反省してない証拠だよね!

でも、やる。ていうか、何故こんなにもこの夫婦のことばかり妄想しちゃうのか自分でもわかりませんw何ですかねw


そんなわけで、続きは大地さんのお帰りを待つ琴子だよ。ツイッタでぽろりと言ったら思いの外昂ったのである。


 


**************************************




「はーぁ…」

こちこち、と時計が針を刻む音が妙に響いて聞こえてくる。

(大地さん、今日も遅いなぁ)

お夕飯も終わり、お休みなさいとお部屋に引き揚げてきてからはこうして部屋で一人でいる事が多い。皆でお茶を飲んだりお話したりすることもあるけれど、その間に帰っていらしたらまだ良い方で、待っていられなくて眠ってしまい、気が付いたら隣でお休みになってたり、なんてことはしょっちゅうだ。

ここに来たばかりの頃はどうしていいか全然わからなかったけれど、今では一人でも、意外とする事には困らなくなった。お部屋の整頓とか、お義母さまに教えて頂いた刺繍とか(でもこれはまだ苦手)、後は、本を読んだりとか。本は大地さんも下さるけど、一雪さんからの贈り物とか、お下がりが多い。「もう全部読んじゃったから」と言って、わたしに色々な本を持ってきてくれる。

でも、そうは言っても、やっぱりひとりは寂しいし、手持無沙汰だ。読書も刺繍もお部屋の掃除も、楽しいけれど飽きてしまうこともある。今日は、どうやらそういう日みたい。わたしはただごろごろとソファやベッドで猫みたいになって大地さんを待っていた。

帰ってきたら、少しはお話出来るかな?今日はお天気が良かったからそんなに寒くなかったですかって聞きたいし、今日のお稽古の話や、お庭のお花がもう少ししたら咲くかもしれない事やそれから…。

「…ん」

あれ。いつのまにか眠ってしまってたみたい。部屋は変わらず静かだけれど、時計の針は少し進んでいる。

(…むぅん)

わたしは「テイシュク」な「ツマ」であって、大地さんはもちろん文句など在る筈ない完璧な旦那様だけど、でもやっぱりもやもやした気持ちになってしまう。…お仕事のせいだわ。いつもわたしから大地さんを遠ざけるもの。

「・・・たいちさん、早く帰って来て」

ちゃんと良い子で留守番していてくださいね。
家を出る時、大地さんはいつもそう言う。にっこりと笑顔で。だから、わたしは良い子で待っている。

「はぁやぁくぅー」

わざと声を出して言ってみる。そうしたら、本当に帰ってこられるかもしれないもの。
そうしたら、遠くからぶぅん、と低い音が聞こえた。…車の音!

「…かえってきた!」

嬉しくなって、もうとっくに寝間着に着換えていたけれど、着替えもせずに部屋を飛び出してしまった。だって大地さんが帰って来たんだもの!そんなの気にしていられない。
わたしが玄関に着いたのと、大地さんが家の中に帰ってこられたのとほぼ同時だった。姿を見て、わたしは大地さんにそのまま抱きつく。

「大地さん、おかえりなさい!」
「わっ、琴子…!ただいま帰りました」

背中をぽんぽんとされて、それだけで嬉しくなって、さっきまでのもやもやした気持ちはどこかに飛んでしまっていた。ああそれにしても仕事着の大地さんって何て素敵なんだろう。

「わたし、ちゃんと良い子でお留守番してました!」
「うん、琴子さんは良い子だね」

そっと撫でてくれる手が優しい。だいすき、と思う。こうして撫でてくれる手も、「琴子さん」って呼んでくれる声も。全部全部だいすきなの。そう思わない日なんて、きっと来ない。

「あっ…かばん、持ちます」
「いいよ、重たいから。琴子さんが持つのは大変ですよ」
「そう、ですか…?」

そんなの、平気なのに。そんなに重たいカバンなら、大地さんだって持つの大変なのに。大地さんは時々こうやってわたしを「子供扱い」する。
大地さんはわたしを見て、小さく笑った。それから、カバンを持っていない方の手をわたしの前に差し出す。

「じゃあ、こっち」
「え?」
「手を繋いでくれる?部屋に帰るまでね」
「…はい!」


手を繋ぐなんて、やっぱり子供扱いかもしれないけれど。
もちろん、わたしは迷ったりなんてしなかった。



***********************************
そしてお部屋に帰ればぎゅってして寝るのはデフォなのだ。
この二人ならこーんな話が書けちゃうのがある意味奇跡だwww私基準だけど。
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