お返事と妄想自堕落日記
…と、今朝がた子供たちのはしゃいでおる声が聞こえておりましたよ。かわいいですね^ω^ そしてあっちこっちに雪だるまがあった…w
雪が降ると条件反射でテンション上がります。でも雪って、街中住んでると新鮮で嬉しいものだけど、昔日本海側に住んでた頃は、雪ばっかり降って、毎日毎日曇り空ばかりで、道の隅の雪が黒ずんでぐちゃぐちゃでいつまでも残っていて、本当に冬ってうんざりするな、早く春にならないかな、と子供心に思ったのを憶えています。そうそう楽しいってだけでもない、みたいな。
でも、やっぱり好き。
でまぁ、雪が降ったので大地さんと琴子さんに遊んでもらいました。珍しく朝の話(笑)
なぜかとんでもなく長くなった。
雪が降ると条件反射でテンション上がります。でも雪って、街中住んでると新鮮で嬉しいものだけど、昔日本海側に住んでた頃は、雪ばっかり降って、毎日毎日曇り空ばかりで、道の隅の雪が黒ずんでぐちゃぐちゃでいつまでも残っていて、本当に冬ってうんざりするな、早く春にならないかな、と子供心に思ったのを憶えています。そうそう楽しいってだけでもない、みたいな。
でも、やっぱり好き。
でまぁ、雪が降ったので大地さんと琴子さんに遊んでもらいました。珍しく朝の話(笑)
なぜかとんでもなく長くなった。
*********************
「大地さん、起きて起きて!」
「…んん…?」
声に起こされて閉じていた目をゆっくりと開く。はっきり覚醒出来ないのは昨日遅かったせいだ――ついさっき寝た気がする――。そして、何だかいつもと違う気がするのは、琴子に起こされたせいだ、と思い当たる。僕は普段彼女より大体早く起きるし、加えて彼女は朝が苦手なので僕が彼女を起こす事が断然多いのだが。
珍しく、彼女は早起きだったようだ。おまけに何か興奮したように「早く起きて」と僕を急かす。
「…あぁ、おはよう…」
今日は早いんだね、何かあった?何か気になるけど良かったらもう少しだけ寝かせてくれるかな、そりゃあ今日は久しぶりの休みだから、眠ってるのは勿体ない気もするけれど…。
色々考えていたことを口に出そうとするまでに、身を乗り出して僕の顔を覗き込む琴子は、目をきらきら輝かせて、一言、単語を口にした。
「ゆき!」
「…ゆき?」
「雪が積もってるの!たくさん!お庭が真っ白なの!」
昨日、寒かったでしょう。だから、一雪さんがきっと雪が降るよって。それでね、早く目が覚めたの。いつもよりずっとお部屋が寒くて静かだったから、もしかしたらと思って、外を見たら、そしたらね…。
琴子はとにかく僕に外の景色を見せたいらしく、腕を引っ張って窓の傍に近付く。ベッドを下りた途端にしんと冷えた空気が体に伝わったが、琴子は寒そうな様子はない。
「…確かに、真っ白だ」
「ね!すごいでしょう?」
外は確かに真っ白な雪景色になっていた。昨晩は、いつもと変わらない寒々しいだけの夜だったのに。
咄嗟に、今日が休みで良かったと嘆息する。こんな日に仕事なんて、きっと移動に時間を取られて手間がかかるだろう。
僕が如何に味気ない事を考えたかとは琴子は気付かず、張り切った様子で「行かなくっちゃ」と踵を返した。
「…行くってどこへ?」
「外ですよ?」
「…外、って。まさか、この雪の中へ?今から?」
「大地さん、行かないの?」
きょとんとする琴子に、僕はもう少しで声を上げそうだった。雪がこれだけ積もっているのだから、外がどれだけ寒いかは一目瞭然だ。それなのに、この寒空の中この子は外へ行くと言う。まるで、雪が降ったら外へ出るのは当たり前だと言わんばかりに。
「…何をするの?」
「何って、ええっと、雪うさぎを作らなくちゃいけないし、雪だるまもつくらなくちゃ。後は、雪の上に寝たり、雪合戦したり、山を作ってそりに乗って…」
「…でも、何も今すぐに行かなくても…」
「だめ!だって溶けちゃうもの。太陽が出てきたら表面が溶けて固くなっちゃうんですよ?」
普段の琴子からは信じられないくらいに押しが強いのだが、これは一体どういう事なのだろう。それとも、藤津川家では雪が降ったら雪うさぎを作り、雪だるまを作り、雪合戦をし、そりに乗らなければいけなかったのだろうか。そんな話は聞いた事がない。
「大地さんも、一緒に行くんです」
「………できれば回避したい方向でお願いしたいのですが」
「えーっ!どうして!?」
琴子は途端にむぅっとほっぺたを膨らませて僕を見上げる。…まったくね。この子は、そんな顔されたら僕が何でも許してあげたくなるの、わかっててこういう顔をするのかな。
「はいはい、行きますよ。でも、ちゃんと厚着するんだよ、風邪をひいてしまうから」
「やったぁ!」
ぎゅうっと抱きついてくるかわいいお嫁さんの為なら、火の中水の中雪の中、だな。
外に出て見ると予想通りに寒かった。時間だってまだ夜が明けきらないくらいの時間で薄暗い。頬には刺すように冷えた空気を感じた。
けれども、その中でも琴子は歓声を上げてどっさりと雪の積もった庭の真ん中に、勇敢にも飛び出していくのだった。一頻りそこらじゅうを歩いた後、積もった雪を掬っては落としたりした後、またこちらに戻って来る。ほっぺたを赤くして、満面の笑みだ。
「すごく、ふわふわしてました!」
「うん。思ってたより積もってるなぁ…」
それから僕たちは雪うさぎを作り、雪だるまを作った。全ては的確な指示を飛ばす琴子先生の指導の元である。(雪うさぎの大きさはこれくらい、とか、雪だるまはちゃんと家族分、とか)
作っている間に、何時の間にか夢中になっている自分がいた。雪うさぎは、ナンテンの実と葉で(これも、琴子がどこかから何時の間にか取って来ていた)目と耳を付ければかわいいな、と思ったし、雪だるまを時々固めながら大きくしていくコツも、思い出したりしていた。
そういえば、こんな風に遊んでいたこともあったっけ。雪が一面にあるのを見て、仕事じゃなくて、ただ嬉しいと思ったことも。
「…大地さん、こっち向いて?」
「え?…ぅわっ」
「あははは、あたったー!」
「ちょ…やったな?」
きゃあきゃあ笑って逃げる琴子に、僕はつい笑ってしまう。何だかすごく笑いたくなったのだ、楽しくて。
「じゃあ、お返しだ」
「いやーっ、きゃーっ」
それからしばらく、僕たちは全力で走ったり笑ったりして、子供みたいに庭で遊んでいた。庭じゅう、雪に喜ぶ犬みたいに走り回って。
「…まったく、大の大人のする格好じゃないよ」
そう弟に言われたのは、数刻後。空があかるくなって、家の者が皆起き出してきた頃に、僕と琴子の雪遊びも終了した。いい加減くたくただったし、気付いたら全身雪まみれになっていて、一雪に皮肉の一つくらい言われても言い訳もできない。
冷えた体を風呂に入って温めてから、たっぷりの朝食を採ったところだ。琴子は食卓からは離れ、居間の方にいる。
「二人して雪だらけになっちゃって。どれだけ遊んだらそんなになるんだか」
「…寝転がったり走り回ったりして、気付いたらそうなってたんだよ」
つい口籠ってしまったのは、我に返って少々気恥ずかしい思いがあったからだ。確かに大の大人の男が雪が降ったからと言って庭を走り回ってるのは、笑うしかない光景だ。
「兄貴があんな真剣に義姉さんを追いかけてるから、何事かと思った。朝から、何も食べないで」
「だから、それは…本当にただ遊びで…」
「本当に、笑っちゃったよ」
一雪はそう言ってふっと笑った。妙に大人びた顔付きで。それから珈琲の入ったカップを持ち上げたので、僕もそうした。熱い珈琲が喉を滑り落ちる。
そうして体の内側から温めていると、若旦那さま、と声がかかる。どうやら、居間に居た琴子は眠ってしまったらしい。
「…きっと疲れちゃったんだね」
居間に様子を見に行くのに付いてきた一雪は、琴子を見てそう言った。琴子は掛けられた毛布にくるまってすやすやとすっかり寝入っている。
「…雪が降ったって、早起きしたからね」
眠る琴子を、なるべくそうっと抱き上げる。胸元にある琴子の体温が心地よくて、こっちも眠くなってきた。
「ま、充分遊んだんだからゆっくり休みなよ」
「…あぁ、そうする」
「じゃあ、おやすみ」
「おやすみ」
朝なのに、寝る前の挨拶をして、僕は琴子を抱きかかえたまま僕たちの部屋へ向かった。
「…ん?」
歩きながら、琴子がごそりと身じろぎする。顔を見てみたが、目をつぶったままだった。
だけど、僕は彼女が起きていることに気付いた。
「起きてたの?いつから?」
琴子は答えない、代わりに、目を瞑ったまま、くくく、と笑いを堪えたまま僕の体に顔を押し付ける。おかしくって仕方ない、という風に。
「…まったく、寝たふりするだなんてわるい子だね、琴子さんは」
わるい子で、何てかわいい子だ、まったく。
この後、琴子が寝たふりを貫いても、或いは笑い出して謝っても、どっちにしたって僕は笑ってしまうのだろうと思う。
そして、二人してくっついて眠るのだ、きっと。
起きたら、二人でもう一度雪うさぎと雪だるまを見ることにする。
***********************************
わけがわからなくなってしまった…書きたい事をつめこみすぎた。
何が書きたかったのかは、想像に任せるよ、大体、あれとこれとそれです。すげぇ眠いけど…後悔していない。
朝の話だけど、結局寝るんだな。ぎゅってして寝るんだな、この人たちは(笑)!
あと珍しくわがまま琴子ちゃんだった。たまにはね。
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