お返事と妄想自堕落日記
今日は節分ですね!ということで恵方巻きは切りましたが頂きました。良い事あるといいなーヽ(*´∀`)ノ 豆も食べたけど、さすがに年の数は無理だったのでちょこっと食べたよ。
節分といえば昔小学校の教科書で鰯の頭を家の前に飾る、というのを読んだなと思い出しました。確か節分の話ですよねあれ…。今でもされてるところあるのかな。
さて、今日は節分(もう終わりそうだが)ということで、この二人。いや別に関係ないけど。節分に因んだエピソードなんてないんだけど。
とあるCDを聴く度、もうこの二人にしか聞こえないというビョーキで困っています。誰にも迷惑かけないからいっかwww
節分といえば昔小学校の教科書で鰯の頭を家の前に飾る、というのを読んだなと思い出しました。確か節分の話ですよねあれ…。今でもされてるところあるのかな。
さて、今日は節分(もう終わりそうだが)ということで、この二人。いや別に関係ないけど。節分に因んだエピソードなんてないんだけど。
とあるCDを聴く度、もうこの二人にしか聞こえないというビョーキで困っています。誰にも迷惑かけないからいっかwww
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「はー、疲れた」
「ご苦労さまでした」
珍しく大地さんは本当に疲れてしまったように大きく息を吐いてソファに座り込んだ。…普段のお仕事の時だって、こんな風にされることはあまりないのに。
「まったく、皆容赦がないんだからね」
「鬼役、大変でしたね」
「うん。…でもまぁ、皆楽しそうで良かったけど」
用意していたお茶を御湯呑みに淹れて手渡す。大地さんは一口飲んで「おいしい、ありがとう」と笑ってくれた。
「琴子さんの淹れてくれたお茶は特別美味しいです」
「…本当?上手に淹れられました?」
「うん」
大地さんの言葉に、わたしはすっかり嬉しくなってぴょこんと大地さんの隣に座った。今はお茶を飲んでいらっしゃるからあんまりくっついたりしないけれど、それでも何だか大地さんの隣はあたたかい感じがするから不思議。人が隣同士でいるのだから、という訳もあるだろうけれど、それだけじゃない。少なくともわたしにとってはそれだけじゃないと思う。
隣に座る大地さんは湯呑みを卓上に置くと、わたしの顔を覗き込むようにして見た。
「そういえば、琴子さんは『福は内』ばっかり言ってたね」
「…だって、大地さんに豆をぶつけるなんて」
「そんな、気にすることじゃないのに」
「そうですけど」
今日は二月三日。節分の日だ。赤城家でも豆まきがあったのだけれど、毎年鬼の役はお義父さまか大地さんが代わる代わるされるそうで、今年は大地さんの番だったらしい。(一雪さんはまだ子供だから、とか、学生だから、とか色んな理由でならないみたい)
節分の豆まきなのだから、鬼に向かって豆をまくのは当然だ。だけど、皆思っていたよりもたくさん鬼に――つまり、大地さんに――豆をまくし、一雪さんなんて何かの敵みたいにして追いかけ回してたくさん豆をぶつけるものだから、途中で思わず「待ってください」って止めそうになってしまった。
もちろん、大地さんが鬼なのは単なる役回りだというのはわかっている。わかっているけれど、やっぱりわたしは思い切って豆をまける気持ちにはなれなかった。
「豆をまかれて、追い出されちゃった鬼はどこへ行っちゃうのかしら」
「気になる?」
「だって…何だかかわいそうな気がして」
「でも、悪い鬼なんだよ?」
「そうですけど…」
こんな気持ちになってしまうのは、きっと大地さんが鬼をしていたからだわ。だって、もしも大地さんがあんな風に皆から豆をまかれて嫌われちゃって一人ぼっちになってしまったらって思うと悲しいもの。
どこにも行くところがないのなら、わたしのところに居てねってきっと言ってしまうと思う。『鬼は外』なんて、きっと言えなくなってしまう。
「…大地さんが鬼だったら、わたし、お家から追い出したりできません」
「あはは。鬼を家に置いてしまうの?わるい子だなぁ、琴子さんは」
「わたし、大地さんがお家にいてくれるならわるい子でもいいの」
それは、普段の事ではなくて節分の鬼の事が頭にあったせいだけど、大地さんは少しびっくりしたように目を見開いて、それから穏やかに笑った。優しい、でもちょっと困ったような顔で。
「…そんな事、そんな顔で言ってはいけませんよ、お姫ぃさん?」
「え?…あっ、ごめんなさい」
鬼を追い出さないなんて、考えてみれば不謹慎な話だ。鬼というのは、つまり病気とか災厄なんかを表しているだけで、それが家にあればいいのに、だなんて思うのは良くない。きっと大地さんはその事を仰っているんだわ。
謝った私を、大地さんはすい、と腕を回して抱きしめてくれた。さらさらと大地さんがわたしの髪を撫でる。大地さんの手は大きくてあたたかくて好き。心地よくて眠たくなってしまう。
「…琴子が思っているのとはたぶん意味は違うんだけどね」
「え?なぁに?」
「こちらの話」
あなたには、悪さをしようにも鬼だって躊躇ってしまうよ、きっと。
そう言って、大地さんはわたしのほっぺたをちょんと指でつついた。さっきよりも随分近くで、わたしの顔を覗き込みながら。
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何でこう、夜の話ばかりなのかというと大地さんはお昼お仕事で忙しいからです、他意はないです。
んで、書いてる間に日付変わっちまった…。
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