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お返事と妄想自堕落日記
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冷蔵庫開けたら何っか変な匂いすんなーって思ってたらもやしでした。あぁそう…もやしって腐るとああいう匂いが…orz 

昨日友達から「日本沈没のお知らせ \(^o^)/」というタイトルのメール来たのですが、中身はあの某有名柔道選手が選挙に出るという話でした。「嘘だろ、担ぎやがってー」と思ったら本当だったよ、うわーマジか。
私は、彼女の事はスポーツ選手として、柔道家として凄い人だと尊敬していますが…どうしたんですかね?会見動画まで見ちゃったけど、「これから勉強します」で出来る仕事でもないと思うんですが。でもってオリンピックも「もちろん」目指しますって。政治家ってそんな片手間に出来る仕事なんですかね?周りの政治家の人達は何も感じないのだろうか、不思議。

まぁ、それもあれですが、とりあえず横に置いておいて。つづきにツイッタの方でぶつぶつ言っていた妄想話を。ガマン出来ずにちゃんと書いた。ネタっぽいの溜まって来たので。

not ときめもだよ!それでもおk!って人だけどうぞ!


<追記>
今、拍手解析見に行ったらメッセージがー!お返事はまた後日致します!!変な妄想優先させてしまってすみません!!ブログの方も><!アサマさんありがとうございます!!そちらもきちんとお返事致します!!


 



 

王子は矢代(やしろ)くん。姫は雪原(ゆきはら)さん、といいます。


 

放課後。忘れ物に気が付いて、教室まで戻って来た。この時間になるとグラウンドでは運動部の子たちの練習の音が聞こえてきたりするけど、普段使う廊下や教室の辺りは人が少なくてしんとしている。

(もう、誰もいないよね)

そう思いながらカラカラと戸を開けた。誰もいないはずなのに、何となくそうっと開けてしまうのはどうしてかな。
でも、戸を開けた途端に、私の予想は裏切られた事を知る。教室には、一人だけ、まだ生徒がいた。
その生徒が誰なのかわかったのと同時に心臓が跳ね上がる。

「や、矢代、くん…」

窓際で、椅子を横にして足を組んで座っている。腕も組んでいて、少し俯き加減で…彼は眠っていた。
どうしてかは知らないけれど、とにかく他人の席に勝手に座りこんで(だって、矢代くんは真ん中の方の席だもの)眠っている。

(私の席じゃなくて良かった…)

眠っている矢代くんを起こすなんて、絶対に出来そうにない。音をたてないように細心の注意を払いながら、私は自分の席から忘れ物を自分のカバンに詰め込んだ。

(それにしても…)

こんな所で寝てたら風邪ひいちゃうんじゃないのかな…いくら、あったかくなってきたからって。

「や、しろ、くん…?」

小さく呼びかけてみたけれど、返事はない。そろそろと、近づいてみた。もう一度名前を読んでみたけれど、やっぱり起きる気配はない。本当に、すぐ傍に立つと、すうすうと規則正しい寝息が聞こえてくる。西日を背中から受けているから、表情は少し暗くて見えづらい。でも、いつもみたいな不機嫌そうな顔じゃなくて…何て言うんだろう、無防備っていうか、ちょっと子供っぽい顔。…こういうの、かわいいっていうのかな?こんなに矢代くんのことじっと見たのは初めてかもしれない。

(あ…、わたぼこり)

黒くてかたそうな髪に、小さなわたぼこりがくっついていた。…動いたら、すぐに取れてしまいそうな小さなほこり。
私はそれをじっと見つめてしまった。…別に、わざわざ取ってあげるほどのものでもない。気になるなら、起こしてあげて「ホコリ付いてるよ」って教えてあげるのが正しいと思う。
でも、私は黙って手を伸ばした。…いいよね?悪いこと、するわけじゃないもの。ホコリを取ってあげるんだから…触っても、いいよね?
心臓が、痛いくらい早く動いてるのがわかる。そろそろと伸ばした指先が、矢代くんの頭に触れそうになった、その時。

「…ん、…ゆき、はら?」
「…っ!」

ふわりと、彼の頭が持ち上がって、ばっちり目が合ってしまった。当然だけど、彼は状況が呑み込めないという顔で私を見ている。
そこで、我に返る。伸ばしかけた手を、慌てて引っ込めた。どうしよう、私、何て説明したら、ううんそれよりも、私一体何をしようとしたんだろう、どうして黙って触ろうだなんて思ったんだろう。頭の中がぐちゃぐちゃに混乱する。

「……何?」

低い、短い問いに、どうしてか殴られたような気持ちになる。何?お前は勝手に俺に何しようとした?
そんな風に、言われた気がした。

「ご、ごめんなさいっ…」

それだけ言って、そのままカバンを掴んで教室から飛びだした。廊下の角まで走る。転びそうになって、一旦止まった。
あの顔は、怒ってた。怒らせた上に、きっと変な子だって思われたに違いない。寝ているところを黙って近づいて、その上勝手に触ろうとするなんて、変な子以外の何者でもない。

「どう、しよう…」

どうしてこうなっちゃうんだろう。仲良くなりたいのに、これじゃ嫌われるばっかりで…そんなのは、嫌なのに。




「なん、だよ…」

ばたばたと走り去った雪原の背中を、俺はただ茫然と見送る事しか出来ない。
夢を、見ていた。雪原と、何か話している夢。内容なんて憶えていない。重要なのは、そこじゃなかった。
雪原は、笑ってた。楽しそうに、自惚れじゃなければ、凄く、幸せそうな感じで。
でもだからこそ、頭のどこかで、それは夢だって自覚はあった。だって、夢でなきゃ有り得ない。雪原が俺に笑って話しかけるなんて。
でも、夢でも良かった。情けないけど、夢でも嬉しかった。

だから、目が覚めて目の前に雪原がいた時は、まだ夢見てるのかと思ったくらいだ。何故か、理由はわからないけれど、雪原は俺のすぐ傍に立っていた。

夢を見ていて、そのせいで俺は少しだけ期待したんだ。もしかしたら、もしかしたら現実の雪原だって、笑いかけてくれるんじゃないかって。笑いはしなくても、何か言葉を掛けてくれるのかって。

けれど、それは完全に思い違いだった。

「わけ、わかんねぇよ…」

立ち上がろうとして…やめた。足に、力が入らない。足を投げ出して、座ったまま天井を仰いだ。

(…そんなに、嫌かよ)

確かに俺は短気で、だからすぐ苛々して、ついキツい言い方したりするよ。あいつのこと、しょっちゅう泣きそうな顔させてるのは自覚ある。
だけど、あんな、目が合っただけで。それだけで、あんな泣きそうな顔して謝られるほど、俺って嫌われてんのか?
考えてる間に、鼻の奥がツンとなってくる気がした。…うわ、我ながらマジでダサいな、俺。


この教室に今自分一人だけなのが、せめてもの救いだと思った。

 



 


あれ、何だか妙にしんみりに…。
で、矢代は何か一人しんみりってますが、自業自得です、はい。日ごろの行いの悪さです。(←

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