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お返事と妄想自堕落日記
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 ええと大事なことを言い忘れていましたが、GS3のお子様妄想に関しては「恋煩い」のゆうきさんと共同企画です。ってか、一緒に考えたんです。

今日はW桜井だ。
それにしても私の書く話とはわんぱたーんである。今更だが。

あとぎんたまべすと欲しくなった!CMちらと見たら好きな曲ばっかりだったから。

そして久々GSソートやったのだけど、結果が…いや、ある意味真実だった。一頻り考えて「これは出せねーわw」と思ったので出しません。想像して楽しんでみてね!(そんな暇なひといません)

では、つづきは妄想だらけの世界ですので嫌な方は見てはダメですよ。
 

先に説明しますと、
ルカ←琥一の娘ちゃん←琉夏の息子 ということです。
どろどろ好きでごめんね!






「どうしてもダメなの?本当に?少しだけも?」
「…うん、ごめんね」

応えられない罪悪感と、あとは少しだけ面倒な気持ちとが心の中でない交ぜになりながらも、とにかく誠意を込めて謝ることしかできなかった。
そんな、涙ながらに訴えられたとしても無理なものは無理なんだ。
こういうのは、でも初めてじゃない。自宅の前で待ち伏せられたのは小学生以来だけども。
女の子に泣かれるのは本当に困ってしまう。彼女たちは大抵どうしようもない事(あるいは些細な、取るに足らない事)で目を潤ませ、けれども、事態が思い通りに動かないことを察知するや否や、嘘のようにあっさり引っ込むのだ。もちろん、そんな「事情」が無くても流れる涙はあるのだろうけど、残念ながら今までそういう涙を見たことはなかったし、心動かされることもないと思う。

「…桜井くん、好きなひとがいるの?」
「…それは」

まただ。ダメだとなったら、その理由を何とか探ろうとする。ただダメだというわけでは全然納得してくれない。
そういえば、あの子の涙はあまり見たことがなかった。あんなに小さい頃から一緒にいるのに。

好きな人はいる。でも、きちんと明言したことはない。…言ってしまえば、色々言われるに決まってるからだ。それは、或いは作戦として(とても姑息だとは思うけれど)有効ではあるだろうが、本意ではない。

「…とにかく、君とは付き合えないんだ。本当に、ごめん」

何とか引き下がってくれた彼女の背中を見送りながら、俺はそっと溜息をつく。近くまで送るべきだったかな、そんなことを考えながら、でも結局は足が動かなかった。

「モテるねぇー、少年」
「…父さん」

笑いを含んだ声に、思わず振り返る。彼女が向かった逆方向に父が立っていた。息子の自分から見ても綺麗な顔立ちをしている人だと思う。俺は父さんに似てるってよく言われるけど、全然違うと思う。そりゃ骨格とか顔つきは似てるかもしれないけれど、違う。…第一、俺はこの人に似たいとは思わない。

「見てたの?」
「いや?でも声は聞こえてきたから」

黙って立ち聞きなんて悪趣味だと言外に伝えたつもりだったが、父には伝わったどうかはわからない。伝わっていたとして、この人はどうせへらへら笑っているに違いない。
父さんは俺に近付いて(つまり家に近付いてるのだけど)、「で、何で付き合えないの?」と訊いた。簡単そうに、簡単に、何でもないことのように。
カチンとくる。…こういうところが、嫌なんだ。

「…別に、父さんには関係ない」
「関係はないけど、興味あるなぁ。…結構カワイイ子だったのに」

最近の子はレベル高いんだなー、と、父さんは余裕の顔で軽口を言う。その態度に、余裕に、益々頭にきた。
バカにしてる。子供だと思って。…子供のレンアイごっこだと思って。少なくとも俺にはそう聞こえてしまった。
でも、どんなに強がっても反抗しても、俺はこの人には勝てない。父親だから。子供っぽく反抗なんて、したくない。

「…俺、先に戻るよ」

平静を装いつつ先に家に入り、そのまま自分の部屋に掛け込んで、ベッドに倒れ込んだ。これ以上、ごちゃごちゃ言われたくない。

(…誰のせいだと思ってるんだよ)

全部言ってやろうか。俺がどうしてあの子と付き合えないか。好きな女の子のことをはっきり言えないか。

俺が、誰を好きなのか。

言ったらどんな顔するだろう。たぶん、驚きもしないんだろうな。それどころか気付いているかもしれない。

「…バカにしてる」



ヒーローはいつも余裕の顔でお姫さまを助けてしまうんだ。だから、お姫さまはヒーローを好きになる。
ヒーローじゃない俺は、見てることしか出来ないんだ。





書きたいとこだけ書いてるから、もうなんかヒドくてごめんなさいヨ。
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