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お返事と妄想自堕落日記
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 最近続きで見ているドラマはJ.I.Nです。でも途中からだし、何の事だかわからないまま見ています。もういっそ綾瀬ちゃんが目当てと言ってもいい。
何事に対してもそうですが、大抵面白いものに対して乗り遅れてしまうんですよね…。漫画然りアニメ然りゲーム然り。それで「あぁっ、初めっから見とけばよかったっ!」って思うことが多いです。青エクとかタイバニとかアゼザルさんとか、気になるものは色々ありましたが結局観てるの銀/魂だけだ。漫画も銀/魂/だけだ。ちょ、どんだけ好きなんだよww違うよ、そういうんじゃないよwwwいや、好きだけどもwww
漫画はね、次読みたいのは決まっています。じぜる・あらんてやつ。設定やら世界観からして私好みどストライクなのだった。あまぞぬでたまたまレビュ見て良かった。

アニメは見てませんが、特撮は見てます。特撮ってぇと去年の今頃はWにハマりまくっていた…気がする。だぶる!てりやき!と叫んでいた気がする…。と思ってブログ確認したら全然違ったしwww矢代と真優ちゃんの話を書いていた頃でしたね、でもっておおふりにハマってたんだね…。そういやおーふりもどうなったんだろうか…読んでない。
ダブルはもうちょっと後の夏真っ盛りの頃だったか。そしておーずもまた途中参戦…ぐぬぬ。
おーずは特別この子らに萌える!!というかっぷr…コンビはまぁあれですが(あれってなんだ)ゴーカイの方はバッチリぴんくにハマって見ております。勝手に赤とピンクで夢見ていますとも!でもピンク←青さん的なものも…捨てられない…!!でも何となくそれは自分の中でルール違反だと思っている。何がと聞かれても困りますが。

…って長々語っちゃったけどもそんな事を書きにきたわけじゃないんだ。またしてもお子様です。
もう…何か普通に紺野主か設楽主を書けや、と言われたらぐうの音も出ないんですが、こんなのばっかり脳内に浮かんでしまうのでもうどうしようもないですね。まるでダメなオタクです。


 





「本日は、おめでとうございます」
「今日もお父様の演奏、楽しみにしております」
「お嬢様も、すっかり大きくなられて。将来が楽しみでいらっしゃいますわね」

一体、どこまでが本音だかわからないような、しかし表面上だけは恐ろしく丁寧な挨拶に、あいつは緩やかに微笑み、

「…ありがとうございます。今後とも、どうぞよろしくお願い致します」

と、お嬢様然として応えるのだった。この時ばかりはいつもの挙動不審も幾らか影を潜め、それ程社交的と言えずともどこか清楚な風に見えるのは、さすがは設楽家のご令嬢、育ちが違うと言えるのだろうか。
エントランスロビーにて振舞われている飲み物(無論、ノンアルコールだ。両親も来ている横で、さすがに堂々とシャンパングラスに手を伸ばすわけにはいかない)を一つもらい、俺は壁に凭れかかって、あいつが大人たちに挨拶をしているのを見ていた。ふわふわと癖のある髪、白くて華奢な腕、そしてどこか時代遅れのワンピース。

今日は聖司おじさんのコンサートだった。場所はいつものような大規模なコンサートホールではなく、もう少しこじんまりした所で、雰囲気も昔ながらの洋館のような美術館のような所だった。コンサートと一緒に、ちょっとしたパーティのようなものがついている。要は社交パーティのようなものだ、どのみち一般市民の感覚からはかけ離れた世界と言える。
うちの家族はいつも無条件で招待してもらえるから此処にいるわけだが、そうでなければこんな所、とても来られないだろう。つまりそういった感じの人間ばかりが周りをうろうろしているのだ。居心地は正直イイものじゃない。
そもそも、おじさんは俺のことをあまり良く思っていないはずなのに、こういう時はきっちり招待してくるのだからよくわからない。俺とあいつでは住む世界が違うのだと見せつけるつもりなのだろうか。だとしたらとんだ悪趣味だけど、そこまで悪い人じゃないからそれは考え過ぎだろうな。

(…そういう問題じゃないし)

住む世界が違う、なんて、そんなの時代錯誤な話だと思っているし、それ以前に別のところで問題は生じている、割と根深いところで。
それにしても、あいつ――さあやの周りからは人が絶えない。あいつが他人を悪く言う事は賭けてもいいくらいにないが、俺はそこまでお人好しではないので正直うんざりしていた。どう見たって下心というか、そういうものが見え隠れする連中ばかりじゃないか。俺は全く関係ないけれども。
時間は開演五分前、というところだ。父さんも母さんもどうやら会場の座席に戻ったらしい。周りの人も、少し前よりは随分少なくなった。

「…あの、もうそろそろ始まりますから…」
「ダメかしら?私は聖司さんだって子供の頃からよく知っているのよ?」

でも、あの…、と、申し訳なさそうに答えるあいつの声が遠く聞こえる。見ると一人のご婦人があいつに迫るようにして立っていた。綺麗に表現すればふくよかな体格の、きっちりと化粧をしてキレイにしていらっしゃる、とでも言えばいいだろうか。簡単に言えば厚塗りで暑苦しいオバサンだ。

「でも…そういうお話は、私一人では決められませんし…」
「あら、ウチの子と会ったことあるでしょう?何もいきなりどうこうってわけじゃないのよ?」

声高なオバサンの声はお陰さまではっきりと鼓膜に伝わり、そして俺はその一言だけで反射的に眉を顰めた。そして、気付けば俺はあいつの方へと向かっていた。もう演奏会は始まる。だが、どちらに行くかは迷うまでもない。

「お話中失礼ですが、もう始まりますよ。席に戻られたらどうですか」

慇懃無礼とはまさにこの事だろうな、と、自分でもおかしく思いつつ、間に割って入るような形で俺はそう言ってやった。背中の後ろで小さく「……くん」と呼んだのが聞こえる。

「あ…あなた、何なの一体。私はね…」
「そういうお話は改めてこいつの両親を通してされたらどうですか。少なくともこんな所で勢いで決める事ではないですよね」
「こいつ…?ちょっと、さあやさん?この方は一体何なの?どういうつもりで私にこんな事…」

下らないと思うけれども、俺はどうしてか気分が高揚していた。この厚化粧のババアの口ぶりも気に入らなかったし、こんな大事なことに対してはっきりと拒絶出来ない背後の幼馴染に対しても腹が立つ。けれど、それだけじゃなかった。小さな声で、呼ばれた名前。頼りない、弱々しい声そのものに、まるで後押しされるみたいに俺はその場に立っていた。

「少なくとも、あんたよりはこいつに近いですよ。…おじさんにもね」
「な…」
「ピアノに興味がないなら帰れよ。…こいつは高校生の制服着てても中学生に間違えられるようなヤツなんだから、アンタのご立派なぼっちゃんの相手は無理ですから」

一息でそこまで言い、さあやの手を取った。細くてつめたい。その感触に一瞬ぎくりと手が強張ったけど、構っていられなかった。


**********


遠くに、おじさんのピアノ音が聞こえる。手を引っ張って歩いたはいいものの、まさか外には出られないしと思っていたところに、丁度良く庭に出られる出口があったのでそこから庭に出た。庭と言ってもそれなりに立派な庭園だ。庭師が入って、きちんと整えられている。こういうの、何て言うんだっけ。
夜だから、風が少し冷たい。そのお陰でか、さっきよりは少し頭も冷えた。
言い過ぎたかもしれない。ちらりとそんな不安が頭をよぎる。俺がどう思われようとかまわないが、まさか根に持ってこいつの家に何か言ってきたら面倒だ。

(…それよりも)

それよりも、今の状況だ。さあやと二人きりになったのは久しぶりだった。いや、学校ではたまにあるけれど、あれとは違う。今頃になってその事に気付いた。

「あの…」
「何?」
「…手」
「て?」
「手を…その」

遠慮がちに発せられる言葉と同時に、繋がれたままの手が見えた。…離してほしいってことなんだろう。どういう顔して言ってるのか見てやろうと思ったが、こっちを見もしないので、そのまま離した。あれだけつめたかった手なのに、離れてしまうと名残惜しいみたいに体温が手の平に残る。…本当、何やってんだ、俺。手からどんどん温もりが消えるのと同時に、心も冷めていく。ちょっと、名前を呼ばれたからって、出しゃばって。

「あの…さっき」
「お前が、ぐずぐずしてるからだろ。あんな話、真に受けて聞いてるなよ」

びくりと、彼女の纏う空気が緊張するのがわかる。もちろん、知ってて俺は言うんだ。萎縮してしまえばさあやは何も言えなくなる。あいつが何か言おうとする前に、俺は自分の言葉でそれを遮った。
あいつが何考えてるかなんて、知りたくない。…考えたくもなかった。

「適当に時間潰して、戻ればいい。その頃にはあのババ…じゃない、オバサンもいなくなってるだろうから」
「…うん」

諦めたように頷くのを見て、心に苦いものが広がる。こんな所に連れ出されて迷惑だって思ってるんだろうな。
昔からそうだった。いっつも泣いてたし、泣かせるようなことばかりしてた。だから、こういうのは慣れっこなんだ、もう。
あいつの方を振り返りもせず、その辺の植え込みに腰かける。ピアノは、ずっと途切れずに聞こえていた。

「…あの、ね」

ふわりと、傍で空気が動くのを感じる。顔を上げると、さあやが傍にいた。相変わらず、泣きそうな顔をして。
ぴたりと目が合って、何となく逸らせなくなってしまった。長い髪で、いつも俯いてるからよくわからないけれど、こうして見るとさあやは本当に、絵に描いたような「おひめさま」だった。学校の奴らは知らない。知らなくていい。今日は何か塗っているのか、つやつやとしている唇がゆっくりと動いた。

「さっきは…ありがとう」
「……は?」
「だって…助けて、くれたから」
「…別に」

(…やば)

慌てて、目を逸らす。うまく言えないけど、ここから逃げ出したくなった。嬉しいとか、そういうのは通り越してる。どうしていいか、わからない。触られたくない柔らかなところを、掴まれたような感覚。

「いつも…迷惑かけて、ごめんなさい」
「いいよ、もう。お前がグズなのはいつものことだし」
「うん…」
「あれは…俺の勝手でしたことだし」

言いながら、一体何のつもり、と言われた事を思い出す。何なんだろう。幼馴染ではあるけれど、だからといって俺に、あんな風に言う資格あるだろうか。近くにいても何もわからない…というよりは、わかりたくないと思っている俺は、これから先どう理由付けてこの位置にいられるだろう。




一曲目が終わり、拍手が沸く。夜の空気に紛れてせいか、それらは少し遠く聞こえた。







まぁ…あれだよ。こんなの一生懸命書いてる自分気持ち悪いってもうわかってるから言わないでね。
おじょうちゃまをエスコートするこんたろうを書きたかったのに、何故こうなった。そして何でこんな長いの、バカなの。
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