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お返事と妄想自堕落日記
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今日の後半は我が家のお犬さま、らっくん(ラッキーが本名)がカットに行って帰ってきたら顔を腫らして帰ってくるという出来事でてんやわんや(ってほどでもないんですが)でした。

何でも、連れて帰ってくる時にトリマーさんに言われて気付いたらしく、でも出す前はどうだったか誰も憶えておらず。とにかくそのまますぐ病院に連れて行ったら「それくらいの事は見ておいてください!」と獣医さんに母は随分怒られて帰ってきてちょっと凹んでおりました。原因はわからないままなのですが、薬は出してもらったし、腫れも収まってはないけど酷くもなってないし、ネットで調べ回った結果、ただの虫さされかもしれないし、とにかくショック症状?(というのが出る場合もあるらしい)にだけ気を付けて、後は経過を見るしかないらしい、と言う事で落ち着きました。

早く良くなってくれるといいな…。本人(本犬?)けろっとしてるっぽいんで、たぶん大したことないとは思ってるんですけども。

そんで、全然関係ないけどバナナケーキ作ったら微妙で甘味が足りなかったっていう…、やはり砂糖を甘味料で代用したのが良くなかったらしい。


そしてまたしても関係ない話ですが、志波誕企画で志波は黒ヒョウぽいですねという話から、めぐさんが「私は羊で、黒ヒョウとの相性最悪です」と仰ってましたが、私も黒ヒョウで す…。
まぁ所詮は占いだもの、関係ないもの…と、思いつつ「これは言えねぇ、志波誕ブログの方では言えねぇ…!」と思ったのでここで言っておく。胸にしまっておけなくてずびばせん。主催トリオのうち、二人は相性最悪です\(^o^)/(←

言っとくけど、占いなんて、所詮占いなんだからね!うちの両親だって占いでは相性最悪らしいけど(どんな占いでも大抵そうなるらしい)まぁまぁ仲良くやってるしね!


つづきはイチャイチャ年の差夫婦ですよ、幸治さんに影響されすぎて書かずにおれなかった。


 






【怖いもの、なぁに?】




「大地さんの怖いものって何ですか?」

夜。何の話題から転じたかは憶えていないが、琴子にそう聞かれた。何だったかな、あぁ確か、昼間家に小さな蜘蛛が出て騒ぎになったらしいとか、そんな話だったかな。
隣にいる琴子は、興味津々といった感じで僕を見上げる。

「さて、何でしょう?」

琴子の方にそう言って笑い掛けてから、読み掛けの本に目を落とす。もちろん行動の優先順位としては、読書より彼女と話すことだが、いくらなんでも向かい合って話し込むのは、さすがの僕らでも少々気詰りな時もある。

「…教えてくださらないの?」

僕の答えに、琴子は目を丸くしたらしい。ぴょこんと(そういう表現はおかしいのだろうが、本当にそういう感じがするのだから仕方ない)琴子の体ごと僕の方に向けられたのがわかる。

「ねぇ、なぁに?幽霊?雷?暗いところ?」
「それは琴子さんの怖いものでしょう?」
「そっ…それは…!だって、大体怖いものってそういうものでしょう?」
「うん、そうだね」

素直にそう答えたのに、琴子はぷぅっとほっぺたを膨らませた。どうやらお姫ぃさんは、僕の答えがお気に召さなかったらしい。ほっぺたを膨らませている琴子は、どんぐりか何かを詰め込んでいるリスみたいだ。

「…大地さん?どうして笑うの?」
「いや、ごめ…っ、り、りすが…」
「もうっ、怖いものを聞いてるのにっ」
「あはは、ごめんごめん」

琴子の頭を撫でると、さらさらと黒髪の感触が気持ちいい。するりと癖のないまっすぐな髪は、単純に綺麗だと思う。

「そうは言われてもね、大の男がご婦人に、怖いものの話なんてするものではないよ」
「そういうものかしら?」
「そりゃあそうです。…小さなお嬢さんになら話は別かもしれないけれど?」

そう言うと、途端に琴子は口をへの字にして黙りこんでしまった。彼女は僕に甘えるのが(意識的ではないにしろ)得意なのに、子供扱いされるのが好きではないのだ。よくわからないけれど、僕の「妻」であるという自尊心を傷つけられるらしい。

「大地さんは意地悪だわ」
「…怒ってる?」
「怒ってます」
「謝るから許してくれる?」
「怖いものを教えてくれたら許してあげます!」

まるで、計画通りだとでもいうように得意気に答える琴子に、僕は笑いを噛み殺すのが大変だった。まったく僕のお嫁さんは何だってこんなに愛らしいのだろう。

「うーん、難しいなぁ。実際、あんまりちゃんと考えた事がないから」
「大地さんには怖いものがないの?幽霊も、カミナリも、暗いところも全然怖くはないの?」
「全然というわけではないけれど、怖いもの、というのとは少し違うかな」
「じゃあ、すごーく大きい犬とか、そういうの?」
「それも違うかなぁ」
「あぁん、大地さんの怖いものって何なのー?」

こわいもの。そんな事、真面目に考えたことはあまりなかったな。子供の頃はそれなりにあった気もするけど。
何となくしっくりこないのは、幽霊だのカミナリだのよりも、現実的に「こわい」ものがあるという事を、知ってしまったからかもしれない。

「そうだな。…今の幸せを、脅かすものかな。あるとすれば、だけど」
「え?…わっ」

読んでいた本を閉じて、隣にいた琴子をひょいと抱き上げてみる。小さくて、かけがえのないもの。とても大切なひと。

「こうして琴子さんといられなくなるような、そういうものが怖い、かな」
「そっ…それは、わたしだってそうです!大地さんといられないなんて…」
「うん」

だから離れないでいてね、とは、胸の内だけで呟いた。今それを言ってしまうのは少し気恥ずかしい気もしたし、たぶん言っても琴子にはよくわからない話だと思うから。






「さぁ、もう寝ますよ、お姫ぃさん。でないと明日また起きるのに苦労するよ?」
「わ、わたし、歩け、自分で歩けます…っ」
「だめ。今日はもう聞きません」
「…ところで、結局、大地さんの怖いものって何だったの?」
「その話も、もうお終い」







なんかもう、書きたいところだけしか書いてないけど、とりあえず甘いんだ。この二人はこれが普通なんだ。それにしても夜の話ばっかりになるからたまにはお昼の話も書きたい。いや時間的に。
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