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お返事と妄想自堕落日記
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 いやー世間は何だかゴタついてますが、皆さま如何お過ごしでしょうか。ツイッターでは時折ぶつくさ言ってるのであまり沈んでいた感覚はないのですが。ブログ久しぶりになってしまった。

総理が辞任された件に関して、ある方が「日本にも麒麟(十二国記の)がいればいいのに…」と呟いていらっしゃったので、「でも麒麟が可哀想だよ。代表が変わる度に失道しちゃうよ」とリプしていました。あと「オムライスは卵のっけるのむずかし」「毎回やぶける、むずかし」という話もしました。や、夕食がオムライスってお話だったので…(笑)

まぁこんな状況ではあるけれど、投げやりになっても仕方ないので気持ちだけは前向きでいたいですね。GS3発売も近いしね!


で、つづきは、アレです。暴言王子こと矢代は一方で「恥ずかしい奴」、「ポエマー矢代」などの名誉ある称号を次々獲得しております。両想いになったとたんフヌケになりましたよ、さぁ、皆で笑ってやろう!

あ、それと。リク話、更新してました^q^ もしよければ読んでやってください。佐伯さんのやつ。今更なお知らせですが。







 





(朝、満員電車)


朝、通学の時の電車はどうしても混み合う。しかも今日はいつもより混んでいる気がする。時々がたん、と電車が揺れて、その度に倒れそうになるのを必死に堪えた。

「今日、混んでるな」

上からぼそりと低い声がふってくる。矢代くんは私の横に庇うように立ってくれていた。
もちろん、偶然一緒になったわけじゃない(そういう時もあったけど)。私達は、最近一緒に登校している。
何故って、ついこの間から今でも信じられないのだけど、私達は「付き合っている」からだ。
別に付き合っているから、だなんて決まりはないと思うけど、私一人で乗っていると、いつも周りの人に巻き込まれてもみくちゃにされちゃう、という話を矢代くんにした時、彼は「信じられない」という風に顔を顰めて、それからというもの、朝はこうして同じ電車に合わせてくれる。「危機感なさすぎだろ」と、怒られてしまった。そうかなぁ?そんな怖い思いをしたことはないんだけど…。

「たぶん、もう一本早い方がマシなんだろうな」
「そ、そうだけど…」
「…だけど、何?」

そうだけど、もう一本早いのに乗ると、矢代くんは早起きしなきゃいけなくなるでしょ?私より遠いんだもの。今の電車でも充分間に合うんだから、大丈夫だよ。
…って、すぐ言えれば、いいのに。今でもまだ緊張しちゃうんだよね、ダメだなぁ、私…。
矢代くんはしばらく私の事を見ていたけど、何も言わないと思ったのか、ふぅ、と小さく息を吐いた。うぅ、気まずい…。
その時、がたん、と電車が揺れた。今度は今までよりも少し大きく。体が引っ張られるみたいに動いて傾いた。

「わっ…!」
「…っと」

(わ…わーーーー!なっ、何してるの、私!!)

電車が揺れたんだから仕方ないけど、けど!思いっきり矢代くんにしがみついちゃうなんて、あ、朝なのに!電車の中なのに!周りに人がいっぱいいるのに!

「ごっ、ごめっ…!」
「いいよ。それより雪原は?」
「だ、だいじょぶ…」

さっきまでちゃんと立ってたのに、私はそのまま矢代くんにしがみついた姿勢のままだ。どうしよう、元に戻らなきゃって思うけど、戻らない。

「…悪い」

さっきよりも近く、矢代くんの声が聞こえた。

「後ろから、押されててさ…戻れねぇ」
「そ、そんな、わ、私の方こそごめんね…っ」
「いや…それは、いいんだけど」

何となく、歯切れの悪い感じでぼそぼそと言うのは珍しい。いつも何でもはっきり言うのにね。…それにしてもこの体勢、何とかならないかな…恥ずかしいし、矢代くんの匂いとか体温がすぐ近くて、何かドキドキしてしまう。
どうにか元の体勢に戻したくてごそごそ動いてみるけど、やっぱり矢代くんにぎゅうっとくっついたままだ。

「…お、おい」
「え?」
「動くなよ。それでなくても狭いんだから」
「で、でも、苦しくない…?」
「……っ、動かれる方が困るんだよっ、いいからじっとしてろ!」
「は、はいっ…」

うぅ、また怒られちゃったよ。仕方ないから掴まってよう。
大人しくじっとしてると、しばらくして矢代くんが「ごめん」と小さく言った。

「また怒鳴っちまった…、あのさ、俺は平気だから。雪原は苦しくない?」
「うん、大丈夫だよ」
「なら、いい。でも、動かれると色々…その、感触が…」
「ご、ごめんね、重いよね、私…」
「そうじゃなくて…まぁいいや。とにかく、そのままじっとしてろよ」

そう言って、支え直すようにぎゅっと腕に力を入れてくれたのが、恥ずかしいし申し訳ないけど…ちょっと嬉しかったのは、矢代くんには内緒。

そうして電車に乗ってる間、矢代くんはずっと「やっぱもう一本早いの…いやでもこれはこれで…」とぶつぶつ言っていた。どうしたのかな?







俗に言う「人目を憚らぬ高校生バカップル」です。電車の中で不幸にも乗り合わせると「お、おまいら、やめろやぁぁぁぁああああ!!!^q^」と同じ空間を共有する間、煮えたぎるような思いをする、あの存在です(笑)

今日は珍しく真優ちゃん視点だった。

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