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お返事と妄想自堕落日記
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わっほーい!ひっさしぶり~~!!

さてさて、毎夜毎夜某刑事ドラマ視聴に費やしているaikaさんです。おっさん妖精さん達かわいいよ。←
もちろんときレスもプレイ中です!そのまんまaikaの名前でやってますのでどこかですれ違ったら「おー」って思ってください。そして余裕があればふれんずに誘ったりしてみてください♡

今日は、先日ツイッターで「天使と悪魔と人間で腐女子にCP作らせたら傾向が分かる」というのが回って来まして、んで腐要素は全くない妄想を繰り広げておりましたので、それをちょろっと書きにきましたよ。NLで考えてた。確かにびーえるでも大変美味しい感じではありますね、むしろそっちが本題なんですがねwww

続きに畳みます。




人間ちゃん(女):悪魔に恋した哀れな人間。というか悪魔やら天使でもあまり態度が変わらないだけともいえる。
悪魔くん:見た目は麗しき優男。しかし中身は悪魔。かわいい女の子が好き。
天使くん:不良。口が悪い。だがしかし天使。人間ちゃんを心配している。


【悪魔の思惑】

この世で人間ほど愛されている生き物はいないのじゃないか。神様や天使達は言わずもがな、俺たち悪魔も例外ではない。
彼らは純粋で美しい。いじらしく愛らしい。そして何よりも愚かしい。欲望に弱く、そのくせ罪の意識に苛まれる。或いは飲み込まれ、堕ちる。
俺は人間が好きだ。彼らが俺の囁きにうっとりと聞き入るさまは、そしてそこから破滅に向かい滅びるさまは、何物にも代えがたい満足感を得ることができる。ああそう、可愛い女の子なら尚の事。丁度あの子みたいにね。

「やぁ、人間ちゃん。今日も可愛いね」
「悪魔さん、こんにちは。悪魔さんも今日も素敵ですね」

にっこりほほ笑む彼女は、掛け値なしに可愛い。食べたいくらいに。もちろんすぐに食べてしまうような無粋な真似はしない。俺はこれでもスマートな悪魔なのだ。自分なりの落し方というものがある。

「今日はクッキーを焼いたんです。悪魔さん…もし良ければお茶して行かれます?」
「もちろん。君の誘いを断る理由なんて俺には見当たらないよ?」
「…よかった」

ふわりと、頬を赤らめて俺を見上げる笑顔は、例えるならば花のつぼみが綻ぶようだった。小さくて可憐な野の花のような。
こんな表情をされては、俺も何もしないではいられないよね。そっと彼女の白く柔らかそうな頬に手を伸ばすと、彼女が「あ」と何かに気付くのと、ばちんっと電流のようなものに俺の手が弾かれるのとが、ほぼ同時に起こった。
…全く、やってくれるじゃないか。いや、この場合は俺が油断していたということになるか。
彼女は慌てたように俺の顔を伺ったが、俺に触れることはしなかった。ごめんなさい、と申し訳なさそうに言う彼女に、俺は軽く手を振る。

「いいよ、君が謝ることじゃない。わかってるから」
「わかってんなら、帰ってくんねーかな、悪魔さんよォ」

勝ち誇ったような声に振り向けば、奴はにやにやと俺を見下したように…いや、実際見下していた。やれやれ、これじゃあどっちが悪魔なんだかね。

目付きの悪いヤ○ザみたいなオーラを醸し出す男に、俺はにっこり営業スマイルで挨拶をする。
これはこれは天使さま、ご機嫌麗しく、と。



*****


【天使の事情】


「こんなわかりやすい結界に引っ掛かるとはなァ、とうとうビョーキなんじゃねーの?色ボケ悪魔め」
「ご心配なく、至って健康だ。さすが天使様は悪魔の体調まで心配してくれるんだね」
「心配なんかしてねーよっ!来るなっつってんの!塩まくぞコノヤロウ!」
「あのねぇ、きょうび塩なんかで退散する悪魔がいますかって」

全然平気だもんねー、と、いけしゃあしゃあとのたまるヤロウに、俺は盛大に舌打ちをした。全くもって悪魔という輩はどいつもこいつも図々しい。ロクな奴はいねぇ。

「お、お願い…ケンカしないで」

きゅっと服の袖を掴まれて、俺はそちらを見る。うるうると瞳を潤ませて見上げてくる人間の娘。…くそっ、誰のせいだと思ってんだ!
けれども、俺はこいつには弱い。こいつのこういう表情には、どうにも、何も出来ないんだ。何故かはわからない。上手く言えないけれど、こういう顔をされる度、いや、それ以外でも心臓がぎゅっと掴まれたようになって指一本動かせない時がある。

天使という種族は、それでなくても人間に弱い。力なくか弱い存在の彼らの、それでも失われない純粋さや愛のつよさに天使は心ごと持っていかれる。それだけ人間の持つ魅力とは強烈なのだ。天使も悪魔も巻き込んでしまう。
天使は、人間を悪魔の脅威から遠ざけ、欲望や悪意に飲み込まれないように正しい道に導くのが役目だ。俺のような不良天使でもそれはそうなのだ。元々お役目なんて真面目な奴がやればいいとサボっていたせいで、こんな僻地に飛ばされただけだけど。

「そうそう、俺だってケンカなんてするつもりはないよ。彼女が悲しむのを見たくはないからね」

にこやかに女に微笑みかける悪魔は、見た目だけなら俺よりも余程周囲の信頼を得るような外見だった。あの容姿で数えきれない程の人間を堕落に追い込んだに違いない。そんな悪魔に、本来ならばこの人間を近付ける義理はないのだ。
だが、それでも俺が苦虫を噛み潰したような顔をして黙って引き下がるのは、彼女がこの悪魔に惚れているという、ややこしい事態の為だった。もちろんそんな事は到底許せない。でもそれでも、涙目でケンカしないでと言われれば、俺は黙って引き下がる以外にないのだ。これは理屈じゃない、もっと、単純に体を突き動かす、本能みたいなもの。

(…って、何考えてんだ、俺…)


…全く、天使が本能だなんて、笑い話にもなりゃしねぇ。


***

「悪魔の俺が言うのもなんだけど、天使っていうのは生きにくい種族だねぇ」
「うるせぇ、黙ってろナンパ悪魔」
「あれ、機嫌悪い。そゆトコ可愛いよね」
「うっせ!!!マジうぜぇお前!!」

結局、手作りクッキーを囲み仲良くお茶した俺たちは、こうして屋根の上で二人して座り込んでいたのだった。断じて誘ったわけじゃねぇ、この悪魔が物好きにも傍に寄ってくるだけだ。

「それにしてもナンパとは酷いなぁ。俺はいつだって本気だよ?あの子はとても可愛いしね、本気でなきゃ失礼だ」
「誰にでも言ってりゃ世話ねんだよ。つか、俺にまで馴れ馴れしくすんじゃねーよ!こんなとこ見付かったら会議モンなんだけど!」
「べっつに気にすることないじゃないの。…いっそ、俺の仲間になっちゃわない?」
「っざけんな!それ以上くだらねぇ事言ったらマジで消すからな、ゴミ野郎!」

思わず声を荒げる俺に、悪魔はただニヤニヤと笑っていただけだった。俺の心に過った動揺を、こいつは見透かしている。悔しいが、この悪魔の方がほんの少し(本当に!ちょっとだけ!)上手なのかもしれねぇ、だからイマイチ遠ざけることが出来ないのだ。
欲望に弱いのは、何も人間だけじゃない。『堕天使』という単語が、染みのように心にあらわれるのを、俺は必死で自分の中から追い出した。俺が堕ちたら、あいつはどうなる。いや別にどうもならないのかもしれないがそれだけはダメだ。どうしようもない不良天使の俺でもそれだけは出来ないというプライドがある。

「お前なんかにアイツはぜってぇ渡さねぇからな!この悪魔!」
「…ふぅん、まぁそれくらいの威勢がなきゃ、面白くないかなぁ?」

ズボンの裾をはたいて、悪魔は立ち上がる。スーツ姿で屋根の上に立ってるなんて怪しい奴だってツウホウされろ。(それ言うとスカジャン姿の俺も十分に怪しい事になるが)

「せいぜい、しっかり守りなよ、天使様?」
「言われなくてもな!もう二度と来るなよ!毎回言ってるけど!」
「毎回言い返してるけど、そう簡単にはあきらめないよ?俺は悪魔だからね」

にっこりと営業スマイルを返す悪魔に、「上等」とだけ俺は返す。こんないけ好かねぇ奴にぜってぇ負けるかっての!




「あのー悪魔さーん。お夕飯良かったら食べていきます?」
「わ、ありがとう嬉しいな。ぜひぜひ」
「…じゃ、ねーよ!帰れ!今すぐ帰れ!つか帰ろうとしてたろ!?あの流れは帰るだろ!!」
「いいじゃない晩御飯くらい。今度は俺が奢るからさぁ♡」
「誰が悪魔なんかに奢られるかっ!!寄るな!キモイ!」
「あ、天使くん!お茶碗並べるの手伝ってくれるー?お客様用のどこにしまったっけ?」
「………ちっ!食器棚の!一番上の棚の奥だよ!こないだ片づけたろ!」
「あ、じゃあ…えっと…」
「あーあー!お前はさわるな!俺がやる!!一番上はお前届かないだろ!?」
「うん。じゃあお願いね?ありがとう天使くん」
「………あああもうううう!!!!!」


「…ほんっと、可愛いねぇ…」


 



おしまい。何となく悪魔×天使でもいけそうnげふんげふん。思いがけず天使くんがカワイこちゃんになってまったw




 

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