お返事と妄想自堕落日記
今日は兄祭りなんだそうですぜ!!!いやっほーーーーー!!!!
何かはしゃいでますが、実際参加するのは、濁流の中の中州で途方に暮れるドンくさい奴になり果てるとわかっているので対岸からこっそり一人で祭るよ。
そういえば拙ブログのここ最近の検索ワードがうちのサイト名(ってこれについては実はちょっと複雑な気持ちを抱いているのですが)に次いで、次が「琥一」なんです。ほんと、ビックリだよ、どれだけ期待にこたえていないかっていう…(笑)
まぁ、良く考えて見ればウチの琥一主で参加できるわけないわ。だってバンビが「何か変な女の子」だもの…。
かわいくないもの。
あっ、拍手からのメッセージありがとうございます!嬉しいです!!また後日きちんとお返事致しますね!
というわけで、琥一主を書いてみた。あ、でも琥一×バンビが好きな方にはオススメできません。(←何だこの注意書き)
別に、イタイとかグロイとかバッドエンド的とかってわけじゃないが、そこはかとなく変なので…。
それでも良いよよいう心の広い方だけどうぞ。
何かはしゃいでますが、実際参加するのは、濁流の中の中州で途方に暮れるドンくさい奴になり果てるとわかっているので対岸からこっそり一人で祭るよ。
そういえば拙ブログのここ最近の検索ワードがうちのサイト名(ってこれについては実はちょっと複雑な気持ちを抱いているのですが)に次いで、次が「琥一」なんです。ほんと、ビックリだよ、どれだけ期待にこたえていないかっていう…(笑)
まぁ、良く考えて見ればウチの琥一主で参加できるわけないわ。だってバンビが「何か変な女の子」だもの…。
かわいくないもの。
あっ、拍手からのメッセージありがとうございます!嬉しいです!!また後日きちんとお返事致しますね!
というわけで、琥一主を書いてみた。あ、でも琥一×バンビが好きな方にはオススメできません。(←何だこの注意書き)
別に、イタイとかグロイとかバッドエンド的とかってわけじゃないが、そこはかとなく変なので…。
それでも良いよよいう心の広い方だけどうぞ。
琥一バンビの名前は「三原芽衣」といいます。
【かわいいひと】
「ねぇ、三原さん。一緒にお昼食べない~?」
普段ほとんど口もきいた事のない女の子達は、それでもまるで旧知の仲であるかのように馴れ馴れしい。
皆一様に何やらキラキラとメイクやらアクセサリーで飾っていて、でも、そういう所を、芽衣はあからさまに嫌がったりはしない。かわいらしいものだと思う。とんでもなく「おめでたい」とも思うけれど。
「ごめんね、誘ってもらったのは嬉しいけれど」
そうして断れというのは、琉夏からの入れ知恵だ。バカバカしいと一度は断ったけれど、「そうすればコウだって心配しなくて済むよ」という話に渋々承諾した。(もちろん、コウちゃんが心配しなくていい、だなんてルカくんに言われたくないと、内心舌を出すのを忘れない)
そういうわけなので、芽衣はこくりと小さく首を傾げておっとりと笑いかけた。
「でも、私とお昼を食べても、琉夏くんがいつも来てくれるわけじゃないよ?」
ルカくんとお話したいならエビフライで罠でも作れば?カゴでも置いて。
一瞬にして、笑顔を凍りつかせた女の子たちに、芽衣は軽く会釈して離れた。ちなみに罠の下りはオリジナルだ。さらりと頬に感じる空気が丁度いい感じにつめたくて、今日は屋上へ行こう、と行き先を決める。
「…きっつ~、何あの言い方!」
「三原さんっておっとりしてそうで、結構キツイよね…」
「ていうか、変だよ。あんな言い方、フツーじゃ出来ないもん!」
ひそひそと話す女の子たちの声に、けれど芽衣は別に気にしない。確かに、彼女達からすれば自分は「フツー」ではないかもしれない。彼女たちが自分にとっては「フツー」でないのと同じように。
『お前、もうちょっと考えろよ』
そんな風に、琥一は芽衣に口うるさく言う。ずっと昔から、両親からよりも説教をされた気がする。そして、それは再会してからも変わらない、というか、更に酷くなった気がする。そして、最後の最後、琥一はいつも芽衣を守ろうとした。
『何かあったら俺に言え。俺…と、ルカで何とかするから』
いつだって苦々しく眉を潜めて。まるで不本意だとでも言いたげに。そして、言葉の途中でいつも芽衣から目を逸らした。
「……あ」
屋上について、コウちゃんがいる、と思う。単なる勘だけれど、外れた事がないのでこれは特技と言えるかもしれない。
ぐるりと回って、裏手の方に行くと、やはり寝そべっている琥一がそこにいた。一体何時からそこにいたのかはわからない。たぶん、午前の授業の間はいたのだろう。
「コウちゃん」
芽衣の声は、少し高めで、聞く人によっては「甘ったれた」感じがするらしい。どう思われたって芽衣の知ったところではないのだけれど、コウちゃんに「甘ったれた」ヤツだと思われたら少し困る。彼は、そういう人が嫌いだから。
「コウちゃんってば。お昼だよ?ごはん食べないの?」
「…んだよ…、って、ぉわっ!」
何かに気付いた風に、琥一はがばりと跳ね起きた。そして起きぬけに芽衣を睨みつけ「お前な」と苦々しく呟く。いつかの、子供の頃と変わらず。
「んな所に立つんじゃねぇ」
「どうして?」
「どうしてって…、そりゃあほら、アレだ…ともかく、そこはダメだ。いや、ダメっつうか…いやでもな…」
「結局どっちなの?」
「…あぁー!ダメだ!とりあえずダメだ!」
「ルカくんなら、『おしい』って喜ぶのに」
言い返しながら、すとんと琥一の横に座る。琥一はぎょっとしたように振り返り、それから俄かに真面目な顔付きをした。
「…見たのかよ、あいつ」
「そんなわけないでしょ。コウちゃんってアホだね」
「なっ…だ、誰が…っ」
「で、見るって何を?コウちゃん、何か見えそうだったの?」
「違ぇ!誰が…っ!」
真っ赤になって慌てふためく琥一を横目に、芽衣は持ってきたお弁当箱を開ける。この人のこと、一体誰が「コワイ」だの「その筋の人間」だの「8000人の部下がいる」だの、言うのだろうと思う。スカートの中が見えるか見えないかくらいのことで動揺する人なのに。
「はいどうぞ。こっちはコウちゃんの分」
「あ?俺の?」
「そうだよ。お母さんと一緒に作ったから味は大丈夫」
「へぇ…美味そうだな」
身を乗り出すようにお弁当の中身を覗きこむ仕草が、その後に「お袋さんに礼言っといてくれ」と欠かさない言葉が、「これ、お前作ったろ?」と揚げ過ぎのからあげに悪戯っぽく笑う顔が。
コウちゃんは、わたしを砂糖漬けか何かにしたいのかしら。
「…どうした?食わねぇのか?」
「…うぅん、何でもないよ」
屋上でも、ここは少し裏手になるので日陰で涼しい。その中で二人並んで黙々とお弁当を食べた。時々琥一が「これが美味い」とか「これどうやって作るんだ?」とか言うのに芽衣が答えながら。
「ルカくんに作ってあげるの?」
それは、ちょっとした疑問だった。
「あ?…まぁな、たまにはな」
「…ふぅん」
「たまにはマトモなもん食わせねぇとな」
「……」
琥一の目元がふと緩まるのを、芽衣は見なくたって感じ取れる。
「それじゃあ、今度ちゃんとレシピ書いておくね。コウちゃんでも簡単に作れるように」
口にした瞬間、天地がひっくり返るかというくらい不味い、しかし一見そうとはわからない巧妙なレシピを書いて手渡す事にしよう、と芽衣は心に誓う。あるいは琥一が口にする事もあるだろうが、この人は体は丈夫なのでそこは心配ない。
芽衣は、琉夏の事が嫌いなわけじゃない。大切な幼馴染だと、割とちゃんと思っている。
ただ、芽衣に言わせれば琉夏は琥一に「甘ったれ」ているのだ。芽衣と同じように。
「…わたしも案外子供っぽいな」
「あ?見た目の話か?」
「…コウちゃんみたいに時代錯誤な髪型している人に言われたくない」
「あぁ?何だと、コラ」
「だって、ダサいもん。ルカくんだって言ってたもん」
「ったく、お前らは…いいか?これはポリシーなんだよ」
「へんなの」
ったく、これだから女はよと愚痴る琥一を、芽衣はかわいいと思う。だって、かわいいじゃないか。こんなとんちんかんな髪型をポリシーだと言って続けるのだから。いつも不機嫌な顔をして、口うるさく説教して、けれど最後には甘やかして――そういう順序を、昔から正しく守るのだから。
「うふふ」
「何だよ、急に笑ったりして」
「コウちゃんってアホだなと思って」
「お前に言われたくねんだよ」
「わたしの成績はポリシーだから放っておいて」
「おい、俺のポリシーと同じに言うんじゃねぇ。全然違うだろうが」
「一緒だもーん、おそろいだもーん、ペアルックだもーん」
「だから、やめろって!」
(かわいい人)
いつか、スカートの中が見えたって構わずに近付こう。もっと美味しい唐揚げを作ってあげよう。コウちゃんの好きな服をわざとお揃いで着よう。
そして、不機嫌な顔に、いきなりキスをしてみよう。
「やめないよー」
楽しくなって、芽衣は笑う。コウちゃんといると楽しくてしあわせで、意地悪したくなって、それから少しだけ泣きたくなる。
屋上の日影は涼しくて気持ちが良い。「天地がひっくり返るほど不味いレシピ」は、さすがに止めてあげようと思い直した。
え…?何でこんな話になったん…?
そして、なんというヘタレ琥一。
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世間には隠していますが、漫画やらアニメやらゲームやら声優さんやらが大好きです。チキンハートの隠れヲタ(笑)普段吐けない萌えをここで叫んでおります。
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