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お返事と妄想自堕落日記
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最近、勢いでブログに解析をつけまして。(ついでにカウンタ)
で、「検索ワード」を見る機能があるんですが、それが時々物凄く面白いです。
だってね、普通検索ワードって割と短めのものだと思うんですよね。例えば、「ときメモ」とか「志波」とか。

でまぁ大体そういう感じのものが多いんですが、時折ものっそ長いフレーズで検索されてて、それに笑います。
どんなものかは、検索された方が「え」ってなるとアレなので伏せますが、とりあえず面白いので私は喜んでいます。サイトの方は検索よけしてるからそういうのほとんど無いのですが…。
でも、大抵ときめも関係無いので変なトコ飛ばされたなって思われてるんじゃないかと思ったりもするのですが。

って、こういうものを喜んでいるのって…いいのかしら。いいんだよね?セーフだよね?

最近、ちょっと切なめの曲を聴くのが自分の中で流行っていて、そういう曲を選んで聴くのですが、妄想にはあまり生かされていません。
あーあーもう、何だかこう「ぎゃーイヤー!きゅんきゅんするー!」って話を書きたい!と思のだけれど、そうして意図して書こうとする時はだめですね。何も考えないで結果オーライって方がいい気がする…なんとなく。

ウィルス感染していなければ、FTPでupしても問題ないらしいのですが、ウィルス云々でなく単に余裕がなくて更新出来ずじまいです…。うあーもう!!





さて、何やかんやでまたびすたちゃん。これで最後…のはず。






「…感染病?」
「えぇえぇ、実はね、最近巷ではメイドにだけかかるという、摩訶不思議な感染病が流行っておりまして」
「なんつー嘘くさい…っていうか、本当にそんなビョウキあるんですか?」
「そんな事仰いますけどね、お客さん。これがまた薬も効かないという厄介な病気でしてねぇ…いやウチも困ってるんですよ」

オヤジのため息を電話越しに聞きながら、しかし半分は眉唾モノだろと、俺は適当に相槌をうつ。
そんな漫画かファンタジー小説に出てきそうな話、誰が信じられるかってんだ。
仕事も溜まっているというのに、こんなヨタ話に付き合っている暇はない。さて何と言って切り上げようかと思案している間も、オヤジの話、もとい愚痴は続く。

「あぁそれにしても、それにかかってしまうと本当に可哀そうでねぇ…何でも具合が悪くなるだけでなく記憶もあやふやになるらしくて…後は仕事の手順だとか、そういうものもすっかりわからなくなる場合もあったりで…いや全く恐ろしい世の中ですよ」
「…なっ、何ぃ!?」

オヤジの言葉の後半部分に、俺は思わず声を荒げた。仕事の手順がわからなくなる、だと?

「おい冗談じゃねぇぞ。それでなくてもあいつは仕事が遅いってのに…」
「びすたちゃんは元気にやっていますか?あの子はかわいいからねぇ、どんなリクエストにも応えられるでしょ」
「何でいちいちそういう感じに言うんだよ。つうか、リクエストしなけりゃ動かないんだろうが。アイツの場合」
「あぁお客さんはソッチが好みで。命令するまで焦らしプ」
「やめろ!なんか根本的に話が食い違ってんだろ!だから俺はそういう趣味はない。一切ない」
「まぁとにかく。ビョーキの事は気にかけてやってくださいまし。どうも本人は中々気付けないようなので」

電話を切ってしばらく、俺はその場に立ち尽くす。これは由々しき事態だ。初めこそ笑い話だと思っていたが、そんなヤヤコシイ病気にかかられでもしたら、益々俺の日々のストレスがたまるじゃねぇか。

「ご主人さまぁ!…ご主人さま?どうかされましたか?お電話終わりましたか?」
「あ?あぁ…まぁな」

ひょこりと首を傾げて俺を見上げるびすたちゃんを見る。別に、元気そうだ。これと言っておかしなところはない、今のところ。
今日も両耳の上で括っている髪が、くるんと揺れる。

「…はっ!ま、まさかご主人さま、どこか具合でもっ!?きゃああ、どうしましょう!びょ、病院!救急車!!」
「アホか落ち着け!俺はどこも悪くねぇ!」
「で、でも大事を取って検査入院とか…!」
「いや、お前が検査入院してこい。そして頭を調べてもらえ」

(気をつけろったってな…)

こんな普段から頭の中があやふやになってそうな奴、どうやって見極めればいいんだよと、頭を抱えたくなる。
あるいはもう既に病気かもしれん。こいつの、何ていうか、ズレっぷりはある種病的と言える。
それともコイツのペースに結局乗せられている俺がビョウキか。ああもう何だかよくわからなくなってきた。




「…カンセンビョウ、ですか?」
「ああそうだ。メイドだけがかかるんだと。だから注意しろとオヤジから電話があったんだ」

食後の紅茶を飲みながら、俺はそのおかしな病気の事を説明する。夕飯は美味かった。というか、びすたちゃんが作ってくれたもので不味いものはない。一つも。

「最近、疲れやすいとか、体がだるいとか、頭が痛いとか、そういうの無いか?」
「うーん…特にはありません。いつも通り元気ですよ?」
「そうか。…まぁ特に予防ったってどうしようもないんだが、とりあえず外から帰ってきたら、うがい手洗いはきちんとな」
「はい!普段から気をつけてますけど、今後も一層努力しますです!」
「返事は良いよな、おまえは」

もちろん、こんな程度の予防なら今更話す必要もない事だ。びすたちゃんは病気・事故系統のトラブルにはとりわけ慎重で、その危機管理はいっそ執念を感じる程である。今では家は床を舐めたって問題ないほど掃除されているし、出される食事も栄養、味共に一級品だ。…そこまでの過程に時間がかかるのだが。
そういう訳で、俺なんて自分から氷風呂にでも飛びこまない限り病気になるのは難しいという生活だし、そして更にそんな俺に影響が出ないようびすたちゃん自身も徹底した自己防衛を基本とした生活だから、全く無いとは言い切れないが、病気とは縁遠い生活には違いない。

(…記憶があやふやね)

ティーカップ片手に新聞を広げつつ、ぼんやりとオヤジの話を思い出す。
それはつまり病気の間だけ、という事なのだろうか。それともその後の話?わからなくなるのは仕事の事だけなのだろうか、それとも。

「…んふふふ」
「…何だ?何ニヤニヤしてんだ」

視線を感じて顔を上げると、びすたちゃんが抑えきれないといった感じに口元を緩ませている。…まぁこいつはそれでなくとも普段から締まりない顔をしているのだが。

「だって、ご主人さまが優しいんですもん」
「…はぁ?」
「えへへ、ご主人さまに心配されるなんて初めてです。だから嬉しいんです」
「……お気楽なヤツ。紅茶、冷めた。新しいの淹れてくれ」
「はぁい、ただいま!」

色々考えた結果、それだけを言って俺はさっさと紙面に顔を戻す。くそ、全然内容が頭に入ってこない。
別に、大したことじゃない。メイドだけにかかる感染病が流行ってて、だから体調の事を聞いただけだ。それだけの事なのに。
それだけなのに「嬉しい」なんて、やっぱりアイツもうビョーキなんじゃないか?

「ご主人さま、もしもびすたがそのビョーキにかかったらどうするんですか?」
「即刻お前をクビにする」
「ええぇっ!!そ、そんなぁー!!」
「おわっ!バカ、冗談だ!だからポットを振り回すな、危ないだろ!」
「わわっ、すみません!」



まぁ、看病くらいはしてやる。という言葉はそのまま呑み込むことにした。熱い紅茶と一緒に。








せっかくなのでウィルスの話を。でもってこれでびすたちゃんの話は終わり。
でも、イマイチよくわからないので、ビョーキの内容があやふやです。ご主人さまが若干デレましたね、予想外。口の悪いツンデレは良いね!
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