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お返事と妄想自堕落日記
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あーなんか耳ががさがさする気がするー。

耳かきしてるのになー。ていうか耳かきと爪切りはほぼ一日おきくらいにしてます。なんか…気になるの。
ぶくろぐ、小早川さんがCDとかも登録してらっしゃるのを見て早速真似っこで色々登録してみたよ!でもあれしてると「あーこんなのもあるんだ欲しいなー」となりますね、いかんですね…!
CD・DVD関連はクラシックは抜きでいきます。ちまちまブクログに登録できるような量じゃない上に、なんかもうどれだったか覚えてないのとかあるし…。でもどうしても我慢出来ないのは入れるかもしれない。
それにしても、ブクログは楽しいですが恥ずかしいですね…。なんか恥ずかしい気がする。今更だけども。

昨日うっかり親友志波いいかもしれないなどと言ったらそればっかり考えてしまって…あばば。


親友っていうか、友達とすら認識されてるかどうかもアヤシイのに志波が一方的に好きであるという…またゲームのシステムを無視してるよ、このひと。今更だけどね、今更だよね。

本当は氷上デイジーにアホな計画を聞かされる話を書こうと思ったのに…。それもまたあれですけど。志波主書けよってな。おとなしく志波主書きなさいよと。
だってさー、なんかもう周りは皆お祝いモードでさー!いいじゃん!どうせ後一月たったら「志波くんおめでとう!」ってお祝いされてもうデイジーとくんずほぐれつラブラブあっまあまな展開があちこちで繰り広げられるんだからさ!そんななぁ、いつもいつもデイジーとすぐラブラブになれると思ったら大間違いなんだからな!

こんな事言ってますが、志波くんはオレの嫁です。拙宅は志波主サイトです。って自分で言わないともう誰も気付いてくれないのではないかと思う…。


そんなわけで、世間とは真逆の方向で、片思い志波。赤城←デイジー←志波で。









 





あいつが男と話しているのは滅多に見ない。見たとしても、先生くらいだ。
でも、女子といる時はよく笑う。声が大きいわけじゃないけど、にこにこしているのをよく見かける。

あいつは吹奏楽部だ。よく水島と歩いている。時々は一人で歩いている。大抵は手に大量の楽譜を持って。
たまにふらついたりするから、転ぶんじゃないかとひやひやする。

一年の春、体育の授業の時に偶然キスをしてしまった。その時から俺は目を離せないでいる。口にすると馬鹿みたいだが、「一目惚れ」ってやつだ。
傍にいたいし、話しもしたい。けれども、思うだけで結局は離れたところから見ているだけだ。
俺たちが言葉を交わすことはあまりない。あっても挨拶と、世間話程度のものだ。偶然口唇が触れてしまった「事故」を、あいつは少なからず気にしているらしい。散々謝られて、それからはいつも何となく目を逸らされた。
今はさすがにそれはないが、それにしてもいつ態度を硬化されるかと思うと気が気でない。
そんなわけで、俺の方も迂闊にはあいつに近寄れない。もしかしたら嫌われるかもしれない。いや、もうとっくに嫌われているかもしれない。それを知ってしまうのが怖かったんだ。

だから、嬉しかった。あの雨の日に偶然会えたこと。

――私の、貸してあげる。

差し出された手の分だけ、距離が縮まったように思えて。

(…我ながら、単純だな)

あの日から返しそびれているハンカチを、そっと取り出してみる。俺が持つにはあまりにもかわいらしすぎる色のハンカチを、ただ黙って見つめた。
近くなれば、見えなかったものも見えてくる。見たくないものも。意識していれば、尚更。

――お願い、このままでいて。

あの時、俺の後ろに隠れた理由。それから雨の中走って行った理由。
頭が悪いなりに考えた。考えて…それから。
それから。

一度、ため息をついた。のろのろと立ち上がる。もうそろそろ吹奏楽部の練習も終わるだろう。これを、返しに行かないと。

「…志波くん?まだ学校にいたの?」

教室に戻ると先にあいつは戻っていた。不思議そうな顔をして俺を見上げている。

「これ…返しに来た」
「これ?…あ、ハンカチ。わざわざ洗濯してくれたの?ありがとう」
「いや、助かった」

俺の手から、すんなりとハンカチが離れる。俺と、こいつを繋いでいたもの。
手に力を込めようとして、やめた。バカバカしい。そんなこと、出来るはずが無い。

「いつでも良かったのに…、志波くんって意外に律義なんだね」
「別に、普通だろ。…なぁ」
「なに?」
「あの時…急いでたのか?」

何も気付かないフリをして、俺はそう尋ねた。ほんの一瞬、あいつの目が軽く見開く。そして、すぐに視線が逸れた。なんて馬鹿正直なヤツなんだろう。
こんな時くらい、誤魔化せばいいのに。

「……うん。ちょっと、用事を思い出して」
「…そうか」

伏せられた目に、俺は映らない。たぶん、これからも映らない。

かたん、と、乾いた音が鳴った。突っ立ったままの俺から離れて、あいつはカバンを抱えている。

「それじゃあ…私、帰るね?志波くんも、遅くならないようにね」
「…あぁ」

行ってしまう。行かないでほしい。傍にいたい。俺を、見ていなくてもいいから。
けれども、結局俺はあいつが教室を出て行くのを黙って見送るだけだった。一体、何が出来るっていうんだ。
俺は、あいつが目を伏せてしまう理由すら聞いてやれないのに。雨の中走り出すのを止めることも、追いかけることも出来なかったのに。

だからといって、諦めることも出来ない。

窓の外を見る。今日はすっきり晴れた日で、夕焼けがやけに綺麗で嫌になった。


――どっちかが傘持ってたら二人で帰れたのにね。


(…あぁ)







今日こそ、雨が降っていればよかったのに。

 

 

 

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