どこに向かえばいいのか

うあーーーー胃が痛ぇ。

なんっかわからないけど胃が痛い。何？何なの？また変なもの食べたか私？
とりあえず胃薬飲んでやり過ごす。


更新しました。体育祭編残りと補習編。体育祭は単に志波さんの４００Ｍイベを書きたかったというだけで…別になくてもいい話のような気もしますが書きました。補習編は志波というよりもジャイ○ンハリーが書けて楽しかったです。もっと友好時みたいなフツーの友達っぽくと思ってたら予想外にジャ○アンになりました。
それにしてもどっち転んでもさよすけカワイソーですね！オトメな話じゃなかったのかよ。きゃぴきゃぴオトメな話はムズカシイです…報われない話の方が書きやすいという件。

それにしてもあっという間に10話まで来ちゃったんですが未だに1年生の夏とは…！恐ろしい。ま、いざとなったら時間移動することにしようそうしよう。


さて、ジ○イアンハリー登場記念にこんな話。

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「よーぉ、志波！！遊びに来てやったぜ！」
「にぎゃっっ！」

部屋のドアをばぁん！と開けて勢いよく入ってきたのは…ハリー！！ベルトに付いてるチェーンがじゃらじゃらと音を立てた。

わぁぁん、やだやだ！見つからないように隠れなきゃ！
ハリーは私をかまいたがるけど声は大きいし、頭を撫でられても力が強くって痛いし、極めつけは抱き上げたとたんに落っことされたことがあって（しかも「こういう時はネコはちゃんと着地するもんだろ」と逆ギレしてきた）、それ以来苦手なのだ。

けれどもそれより早く見つかってしまい、にやりと笑った（風に見えた）ハリーにひょいと首元を掴まれてあっという間に捕まってしまった。わしわしと頭を撫でられる。

「よぉ！オマエも元気にしてたかよ！相変わらずちっせぇなー、ちゃんとメシ食ってんのか？」
「失礼な事言うな。ちゃんと食わせてる…お袋が」
「ふぅん…なぁ、ところでコイツまだ名前決めてねーの？」
「………別に。好きに呼べばいいだろ」
「お前なぁ、名前くらいつけてやれよ、なぁネコ？」
「うにゃ！にゃあああ！」

わーもー痛い痛い！ハリー、力強すぎるよっ！それに名前はちゃんとあるんだから！…どうしてか志波くんは他の人には言わないけど。
何とか逃げようとしても、力では全然歯が立たない。しかも抱き上げたままぐるぐると回された！目、目が回る…！

「あははは！おっもしれーなー！」
「……おい、あんまり無茶するなよ」

ほわぁ…世界がまだ回ってる…。やっとのことで下ろされても、まだ手で押されたり指でつつかれたり…もうやだ！
隙を見て何とか志波くんの膝の上に逃げると、「あーーっ」とハリーが心底おもしろくなさそうな声を上げた。

「何だよ！せっかく遊んでやってたのに！」
「お前が無茶なことするからだろ。それに、こいつ人見知り激しいからな。自分からはたぶん行かない」
「でも、志波にはべったりじゃんか」
「それは…飼い主だからだろ。もういいだろ。俺に用があるんじゃねぇのか？」
「うーん、まぁ無くはないけど、別に学校でもいい。ぶっちゃけオレはそいつで遊びたい！」

胸を張るハリーに、志波くんはため息をついて私は毛を逆立てる。遊びたいって、オモチャじゃないんだからねっ！
「仕方ねぇな」と言いながら、志波くんは私の頭を撫でる。ハリーとは違う、優しい手。

「アイツはああ言ってるが、お前、どうする？アイツのとこ行くか？」
「うにゃっ！（絶　対　イ　ヤ　！）」

そう答えると、志波くんは、ふっと笑った。何となく、嬉しそうに。




「…だ、そうだ。諦めろ針谷」
「だ、そうだ。ってオレには全然わかんねーよっ！そこだけで通じあってんじゃねーっつの！」

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ジャイア○というか、お子様ハリーでした。志波さんはもちろんネコ語なんてわかりませんが、何となく雰囲気で理解出来るというシータみたいな子になってしまった。「言葉がわかるの！？」「何となく！」