このままじゃ元の世界に戻れなくなっちゃう！

ついさっき、天の邪鬼瑛の素敵妄想を読んでしまいまして。
パクリダメ！と思いつつも続きを光の速さで妄想した。すみませんすみません！
でも、やるんだい！


アニ銀吉原炎上編最終回観ました。吉原炎上編はどの回も最終回並みのクオリティで鳥肌モノでした。いいアニメだ。最後も銀.魂らしかったです。それにしてもアニメスタッフ、相変わらず妥協がありません。夕方6時代で堂々とアレはいいんですか？（笑）原作知らずだから何ともですが、まぁ原作もああだろうなｗｗ
それと神威とのやり取りはまたあるのかな。気になるところです。

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「…で、今日の映画ってどんなの？」

興味なさそーな瑛くんの声。アカ○ミー賞を取った話題の映画なんだけど、「流行に乗っかるみたいでイヤだ」と、瑛くんは元々あんまり乗り気じゃない。それでも今日観にいくのは、偶然友達からチケットを譲ってもらったのと、私が行きたいと駄々をこねたからだ。

「えっと…何だっけ？詳しくは知らないんだけど」
「お前なぁ、そんなんで観に行きたいって、どういう事だよ」
「だってぇ…でも、感動できるらしいよ？」

そんな風な私の答えに、瑛くんは「ほんっとカピバラだ」とバカにしたようにため息をついた。

「全く…お前とでなきゃ行かないんだからな？こんなの」
「でも、面白いよ、きっと！だってア○デミー賞だもん！」
「まぁ、時間の無駄でないことを祈る」

もー、本当に瑛くんってば口が悪いんだから！
でも、確かに瑛くんは映画あんまり好きじゃないよね？高校生の頃だってあんまり来たことなかったもん。
ていうか、何が好みの話なのか、イマイチわからなかったんだ。瑛くんは大人っぽかったから、そういう話がやってそうな時に誘ったことはあったけど、あんまり楽しそうでもなかった気がする。


映画は、凄く良かった。面白かったし感動した。やっぱりアカ○ミー賞をもらうだけあるなーと思う。良くわからないんだけど。
エンディングロールが流れてる間、お化粧崩れなかったかな、と少し心配になる。泣いちゃったから、後で目元だけ確認しておこう。
映画で泣いちゃうなんて、瑛くん笑うかもしれないなぁ、でも、感動したんだから仕方ないよね？周りでだって、ぐすぐすいってるのが聞こえてくるしハンカチで目元を押さえている人もたくさんいるし。

館内が明るくなったところで、席を立つ。瑛くんは外に出るまでずっと黙っていた。
手は引っ張ってくれてるけど、前の方を向いたままだ。

「ねぇ瑛くん」
「…何だよ」
「やっぱり観て良かったでしょ？良いお話だったよねー」
「……まぁな」
「…ねぇ、どうかした？声、おかしくない？」

何だかおかしい。もしかして風邪でもひいちゃったとか？でもそんなに寒くもなかったけど…。
……あれ、もしかして。

「ねぇ瑛くん。瑛くんってば」
「何だよ、うるさいな」
「もしかして瑛くんも感動した？」
「ばっ…！ち、違うよ！泣いてなんかないからな、俺は！」
「え、泣いちゃったの？」
「だから、違うって！あーあ、やっぱり全然面白くなかったな！…まぁ、アレだ。音楽は良かったけど」
「ふぅん、そっか」

ムキになったように言う瑛くんに、けれど私は笑うのを必死で堪えてた。
だって、手を繋いでない方の手で、目元を一生懸命こすってるんだもん。

「ハンカチ、貸してあげるよ？」
「何でだよ。これは、…あれだ。花粉症だ花粉症！」
「素直に感動したって言えばいいのに～」
「か、感動なんて…べ、別に。そりゃ、悪くはなかったけどな」
「アマノジャク」
「ウルサイ。お父さんをからかうなんて十年早いぞ、カピバラ」
「いったぁぁい！もう、いきなりチョップは禁止！」
「いいの。俺はいいの」

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実は瑛もうっかり感動してたんだぜ、という話。

感動しちゃう話とか、泣いてしまうかもしれないと思うからワザと「俺、そういうの興味無い」と言うんだったら萌えるな…と思ったのです。なんか、たぶんハリーもこんな感じがするｗでもハリーだったら「流行りに乗っかるのなんて…」なんてカワイクない事いわないんだろうな。「おう、行こうぜ！」ってなるんだろうな。

…佐伯くん書いたのすんごい久しぶりな気がする。そして「佐伯くん」というのが物凄く違和感。何でだ？（笑）