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お返事と妄想自堕落日記
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あるはずだった予定が開いてしまったのでのんびりと過ごしております。まー、あんまりのんびりしてるとダメよって話なんですが、今だけちょっとのんびりさせてくださいっ、ってことで、のんびり。

でも、困った事に創作が思うようにすすまないぞ?あり?すらんぷ?みたいなね。いや、スランプっていうか、こう、気分が…乗らないんだ。ん?それをスランプと言うの?んん??

そう言えば、GS3、発売日決定ですね!夏発売って8月頃かと思いきや…は、早いじゃないか!
個人的にそこらへんだと、どうひっくり返ってもプレイする事は叶いませんので若干「…(´;ω;`)」て気持ちなんですが、世間的には発売が早いのは嬉しいことなので、良かったなと思っております。もうね、オトナだから。自分の都合と合わないからと言ってぎゃいぎゃい言わない事にしたの!
自分が出来る時に楽しんで、そして、それまでは皆さんのプレイ記できゃっきゃウフフしたいと思っております、えいおす!

 

「つづき」は以前書いた暴言王子とまごまご姫、のつづき。もう一人のワンコ王子を出してみた。
波風立てるの大好きなんだな、私…。
またもやときめも関係ないので、「いらねー」って方はするーするー!



 


***************************

ワンコ王子概要
・人懐っこくてキラキラしい。「爽やかでカッコイイ。スポーツマン」というモテ男のテンプレのような王子。
・成績はあんまり良くない。
・姫とは違うクラス。でも中学が一緒だった。
・中学でも懐いていた。
・割とわかりやすくアタックしてるつもりなんだけど「私のこと、気に掛けてくれて優しいね」と何か変な風に受け取られてどうしたもんか、と内心思っている。
・暴言王子の存在は知らない。

※名前はないのですが、無いとどうにも書きにくいので姫のことは「姫ちゃん」と呼んでます。




(げんきだして)


「いっぱいもらっちゃったなぁ~」

腕に抱えた紙袋の中にはどっさりとカップケーキが入っていて、さっきから甘いにおいを漂わせている。今日、女子は調理実習だったらしく、何人かの女の子が手作りのカップケーキをくれた。おかげで晩御飯までひもじい思いをしなくてよさそうだ。

(…てことは、姫ちゃんも作ったんだよな、カップケーキ)

ふと、いつも気にしている女の子の事を思い出して、そわそわする。姫ちゃんのことは、ずうっと、中学の時から想ってる。ベンキョーの出来ないオレが、何でこの高校に入れたかと言えば、それはただただ姫ちゃんと同じ高校に入りたかったからだ。あの時は、一生のうちで一番勉強した。
そりゃあ、他校になったって諦めるつもりなんてなかったけど、でも同じ学校の方が絶対一緒にいられるもんね。

「…ん?」

向かいから、とぼとぼと歩いてくるのは姫ちゃんだった。細い肩、ふわふわした、二つに分けてくくってある長い髪。普段からちいちゃいのに、今日はまた一段とちいさくなってしまった気がする。

「おーい!姫ちゃん!」

声をかけると、びくりと顔があがった。そうして、その顔を見て、どくりと心臓が震える。
ぱっちりとした目の端は、赤くなっていた。…泣いてたんだ。

「どっ…どうしたの?何かあった?…まさかどっか、痛いとか…っ!」
「ち、ちがうの。何でもないの!」

思わず慌てた声を出してしまったオレに、姫ちゃんもつられたように慌てて、ごめんなさいと謝る。
何もないはず、ないだろ?でなきゃそんな悲しそうな顔、するはずない。
こういう時、ぎゅうっと、胸が掴まれたように痛くなる。…どんなに仲良く、笑顔で話せたって、本当のところはちっとも頼ってくれないんだ。

「トモダチ」なんて、結局、してあげられることは限られている。

でも、やっぱり押し付けるのはイヤで(イヤというよりも、怖くて)、オレは結局「トモダチ」のままでいる、ずっと。

「あ、ねぇ、そういえば。今日、カップケーキ作ったんでしょ?姫ちゃん上手にできた?」
「……っ!」

さりげなく話題を変えたつもりだったのに、地雷だったらしい。姫ちゃんの目に、みるみる涙が盛り上がって、また俯いてしまった。…そうか、その事で泣いてたんだ。そんな、泣くほどヒドイ出来だったのかなぁ。

「だっ、だいじょーぶだって!人間、失敗することだってあるんだからさー!それに失敗作でも、オレ、姫ちゃんのだったら全然食べられるよ!」

それは本当だ。それに、本当に、一番欲しいのは姫ちゃんのカップケーキだから。
姫ちゃんはしばらくぐすぐすいってたけど、それが収まると、ふとオレの方を見た。それから、ごめんねと、ほんの少し眉を下げる。

「…あんなの食べたらお腹壊しちゃう」
「べ、別にっ、そんなの平気…!ていうか、姫ちゃんのでお腹壊したりなんてしないよ、オレ!姫ちゃんのはベツバラだからさ!」
「……それ、使い方、間違ってない?」
「まっ…まちがって…る?」
「まちがってる、気がする」

ふふっ、と、目元が柔らかく細まる。…よかった、笑ってくれた。…でも、もうちょっと、欲張ってもいいかな?

「じゃ、じゃあさ!帰りに一緒に美味しいケーキ食べに行こう?こないだ、クラスの女の子が教えてくれたんだよ」
「…でも、それ、カップケーキ、たくさんもらってるのに…」
「えっ、わ!こ、これは、別!ベツバラ!だって、姫ちゃん落ち込んだままなのはオレも悲しいから。ね?行こうよ。オレもさ、行きたいなーって思ってたお店だから!」

本当は、こういうのはズルいんだろうなって思う。もちろん励ましてあげたいのだって本当だけど、オレはそれにかこつけて、彼女と一緒にいたいだけなんだ。

「…じゃ、じゃあ、一緒に行こうかな」
「わーい、やった!行こう行こう!」

ふわりと笑った姫ちゃんの手を取って歩く。彼女の手は小さくて、力を込めたら壊れてしまいそうな気がした。


泣いている理由を教えてもらえない今は、せめて、笑顔だけ。





もちろん姫は「カップケーキがうまく作れなかった」だけで、こんな泣いていたわけではありませんよ(・∀・)
でも、それはあまりにヒドイ話になりそうなのでカット。

しかし、この話だけ読むと…姫は暴言王子よりワンコ王子との方が幸せになれるような(笑)

とりあえず、脳内から吐きだした。スッキリ!
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