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お返事と妄想自堕落日記
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まったくね。
「時間がない」だなんてどの口が言ったんだ、この口か!!

いや、別に暇でしょうがないわけじゃないですよ。むしろもう現実逃避です。現実から逃げたくて仕方無い。
ああこれからしばらくこんな風にテンション下がる事があるんだろうな…。嫌だなー。

しかし、いかに現実から逃げたいと思ってもどうあっても無理なので腐らずにいこうと思います。でも時々弱音吐くかもしれないけど勘弁してください。なるべくポジティブに行こうと思ってますが!根がネガティブなもので!しかもぐうたらなもので!(ダメだ)
とりあえず、来週のお楽しみを目指してアタイがんばる!!



トップをちょっと先取りで爽やかになってやろうとしたら何だか目が痛い。時間がないのでまたまたお菓子ティック。
更新の事に話を戻しますと、何だかアイコンがおかしな事になってましたが気にしないでください。次、直します…(恥)

そして、気が付いたら25000アクセスをとっくに超えておりました。あああありがとうございます…!30000打も何か出来たらなと思うのですが…出来るかな…。


そんなわけで、現実逃避ついでに妄想する。最近何だか周りがすっかり赤城めいていますが、赤城と言われるとドSしか思い浮かばない私はダメですね。どこの一番隊隊長だよ。




なので志波さんで。(なのでって、な)
あれですよ、もう現実から逃れたい一心での妄想なので何だか痛々しいよ!となると思うので、キケン察知した人は見ないでください。や、でも別に黒いとかエロいとかじゃないけどNE☆


しかし痛々しいには違いない。











しばくん、と呼ばれるのが好きだ。アイツの声がそう呼ぶのがいい。
見上げるように首を傾げて、ガキみたいに笑うのも。時々はほっぺたを膨らませてむっとするところも。
短く切った丸い爪も、部活の時二つ括りにすると見える細い首筋も。
意外と几帳面なところも、期待を裏切らず盛大に転ぶところも。
あげはじめれば、キリがない。言い出したら、髪の毛一本だってそういう事になっちまいそうだ。

傍にいたくて、大切にしたくて、いつも少しだけ嘘をついた。
ほんの少し、けれどもう数え切れないほど、何度も。
アイツと、そして自分にも。




「志波くん、見つけた!」

屋上の入口の裏側、今日は天気が良い。瞑っていた目をあければ、視界いっぱいにある彼女の顔。

「…っ」
「もう、いくら春だからって、こんな所で寝てたら風邪ひいちゃうよ?」

むうっと頬を膨らませている海野から、少し引くようにして体を起こす。覗きこむようにしてこっちを見ているアイツの手には何枚かのプリント。

「何だ、それ」
「あ、そうだ。これ、プリント。若王子先生の課題プリントだよ。来週提出の分」
「……あぁ」

サンキュ、と、口だけは何とか動かしてそれを受け取る。ただの紙なのに、やけに重く感じた。

若王子先生。

「今日は良いお天気!志波くんが寝ちゃうのも仕方ないかなぁ?」
「…お前、さっき起こしたくせに」
「だって!…ごめんね?でも野球部員が目の前で風邪ひいちゃったら、マネージャーの立つ瀬がないよ」

ふふっと笑う海野は、それから下に広がるグラウンドの方へ目をやった。昼休みだからか、どこからとなく賑やかな雰囲気はあるが、ここは静かだった。

(ああ、また)

探してる。

心臓が、掴まれたように痛む。どんなに、たとえ誰より傍にいたとしてもあいつが遠ざかる瞬間。
いるわけがない場所でも、会えるはずじゃない時間でも、ああやって海野は探す。見つかるわけないその姿を探して、そして最後にいつも小さく息を吐く。

こんな事、わかりたくもない。けれど、アイツの事はわかってしまう。俺もそうしていつも海野を探しているから。
いるわけがないと思っても探して、けれど見つけた時は嬉しくて。
でも、例え見つかっても俺は触れられやしないけど。

こんなに傍にいても、その心には触れられない。

「…海野」
「ん?なぁに?」

触れられなくて、でも諦められない俺は、嘘をつく。
「好き」じゃないんだ、コレは。ただ、アイツは危なっかしいから気になるだけだ。
アイツは「友達」で「好き」なわけじゃない。胸が痛いのも、きっと俺の痛みじゃない。これは、探している、アイツの。

「…頭。何か付いてる」
「えっ、ほんと?どの辺?」
「取ってやる…ちょっと、じっとしてろ」
「うん」

少しだけ俯いてじっとしている海野の頭に指を伸ばす。指先に、髪が触れた。

(…このまま)

このまま連れ出してしまいたい。
どんなものからも守るから。どんなことだって我慢できるから。

だから。


「…志波くん?取れた?」
「ん?…あぁ」

掛けられた声に気が付いて、手を退ける。取れるもなにも、元々何も付いちゃいない。
「ありがとう」と、何も知らない海野は笑った。

「…そろそろ昼休み終わるぞ?行かなくていいのか?」
「あのねぇ、それ言ったら志波くんもでしょ?次も授業ですよ?」
「俺は、もう少し寝ていく」

そう言って、元々寝そべっていた場所に腰を下ろす。
海野はきっと行くだろう。次は化学だ。サボるはずない。
案の定、海野は少し困ったように眉を下げた。

「ねぇ、志波くんも行こうよ。若王子先生の授業楽しいの、志波くんだって知ってるでしょ?」
「悪ぃ、今日は気分じゃねぇ」
「気分って問題じゃないんだけど…」

「それ」に気付いてから、俺は若王子先生の授業すらサボり気味になった。先生の授業が面白いのは知ってる。中身は…正直よく覚えてないけれど。

「…仕方ないなぁ」
「…なんだ?」

気付くと、海野が傍に座り込んでいた。目が合うと、にっこりと笑う。子供みたいに。

「志波くんが行く気になるまで、私もここにいる」
「…お前、何言って」
「志波くん、ここでこのまま寝ちゃうんでしょう?さっきも言ったけど、本当に風邪ひいちゃうよ。そんなのほっとけないもん」
「……」

いつも、少しだけ嘘をついた。
出来るだけ、傍にいたくて。勘違いでも嘘でもいい、その時だけは少なくとも俺の方を向いているのだと、そう思って。
だけど、本当は知っている。
それは、たとえ小さくても嘘で。もうたくさん言いすぎて自分でもわからなくなってしまいそうになるけれど、わかりきっている。

俺は、海野が好きで。だけど海野が好きなのは俺じゃない。
それには触れられない。どんなに傍に居ても俺に向けられる事はない。

「…いいから」
「志波くん」
「その次のは出る。…絶対。だから、お前はもう行けよ」

さすがの海野も、俺が動くつもりのないことを悟って諦めたらしい。もしかしたらそれでもここにいると言うかと思ったが、やはりそれはなかった。彼女は立ちあがりながら「…じゃあ行くね」と呟いた。

「風邪ひかないようにね?」
「ああ」
「…ちょっと寒いなぁと思ったらすぐ中に入ってね?」
「わかったから」

後ろを振り返りながら離れる海野を見送って、さっきのように寝転んだ。閉じた瞼に、陽の光が当たるのがわかる。
せめて、夢で会えればいいのにと思った。二人だけの世界で。

 


それも、結局は逃げる真似事でしかないと知ってはいたけれど。





…何だか、思ったより長くなった よ。
現実から目を背けたい志波でした。なんだろうか、親友イベントの前あたりですかね。それにしても私は一体何度志波に親友させるんでしょうか、たぶん何度でもですね。ごめんね、こういうのが大好きなんだYO!
他の子ならばいざ知らず、彼自身も尊敬する若王子先生とこういう感じになっちゃったら志波はどうするんですかね。また違うのかもな。色々ぐるぐるするんだろうな。

さ、でもちょっとスッキリ!したのでまた日々頑張るよ!(これで!?)
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