志波くんお誕生日おめでとう!!
いやもう、この喜び言葉にならないぜ…!!
そんなわけで、さよすけがメール送ってみたよ!!ちゃんと間違えずに21日に。
だがしかし、志波さよは志波さんが思い切り友好状態なので割としょっぱい反応なのであった。
志波主なのに甘くない二人。
友好だから、まだマシなのだと思って下さい。
そういうのを…お誕生日にってな…。
ピリリ、とメールの着信音がなった。うとうとしかけていた目をこすりつつ、枕もとの携帯電話に手を伸ばす。
一ノ瀬さよ
Sub:お誕生日
―――――――
こんばんは、遅くにごめんなさい。
お誕生日おめでとうございます。
今日は、学校で間違えちゃってごめんなさい。
これからもよろしくね。
また明日、学校でね。
おやすみなさい☆
一ノ瀬さよ
(……なんで敬語…)
言葉少ないメールに、何となく距離を感じざるを得ないわけだが仕方が無い。たぶん、これだけ書くのも色々考えたのだろうと想像した。
(今日凹んでたからな。あいつ)
こっちはそれほど気にもしなかったのだが、彼女は間違えたことが相当ショックだったらしく、目に見えて落ち込んでいた。しょんぼりした姿を思い出して、志波は何故か少しだけ笑う。
返事は明日でもいいかとフラップを閉じかけ、けれども考えなおして携帯電話を持ち直した。
親指で、ボタンを押していく。
志波くん
Sub:Re:お誕生日
―――――――
メール、サンキュ。
それから、今日のことは気にしてない。
早く寝ろよ。
おやすみ。
(わーっ、わーっ!お返事来たぁっ!)
携帯電話を両手で持ちながらベッドの上にぺたりと座りこんで、さよはそれを見た。
今日、間違えておめでとうと言ったことは気にしていないらしい。その事に、ほっと息をつく。
(…おやすみ、だって)
勢いで返事を返そうかとも思ったけど、やめた。今度こそ、本当に迷惑になってしまいそうだ。
とても落ち着いて眠れる気分ではなかったけれど、部屋の電気を消して、さよはごそごそベッドにもぐりこんだ。
早く寝て、明日、会ったらおはようって言って、それからもう一度おめでとうって言おう。
(おやすみなさい。志波くん)
心の中で言ってから、目を閉じた。
何せコ.ミ.ュ.ノ.ベを知らないので志波きゅんがどういうメールをしてくるかわからんのですが…。たぶん口調同じく言葉少ないのだろうなと予想。
おめでとう。
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今は、ときメモGS2と中井さんが熱い!!
大プッシュ!!